2016年9月25日 (日)

こんにちは。関東地方では久しぶりの太陽で、洗濯日和です(妻が旅行中のため)。次週の為替市場も不透明ですが、米株価の動向がカギを握りそうです。黒田日銀総裁発言が円売りのジンクスが覆せるかも注目したいです。米国ではイエレン米FRB議長が利上げにかなり慎重なようですね。

■今週の予想レンジ

CcyLow(下) ~ High(上)
ドル/円 99.5 ~ 103.2
ユーロ/円 110.8 ~ 114.6
ポンド/円 129.2 ~ 133.4
豪ドル/円 74.5 ~ 79.1
NZドル/円 71.2 ~ 74.3
南アランド/円 7.25 ~ 7.6
中国人民元/円 14.85 ~ 15.35
香港ドル/円 12.75 ~ 13.15
ユーロ/ドル 1.114 ~ 1.135
ポンド/ドル 1.279 ~ 1.327
豪ドル/米ドル 0.752 ~ 0.77
NZドル/米ドル 0.71 ~ 0.737

【今週の見通し】
20-21日に開催された日銀の金融政策決定会合は、「マイナス金利付量的・質的金融緩和」から「長短金利操作付量的・質的金融緩和」にレジュームが変更されて、年間80兆円のベースは維持するとみられるものの、国債購入額を弾力的にすること、10年物の国債利回りを0%近傍に誘導(イールドカーブコントロール)すること、物価目標の前年比2%達成の目標は変更しないものの、できるだけ早くという約束(オーバーシュート型コミットメント)をして、2年で2%(達成はできず後ろずれさせていた)を事実上撤廃しました。一方、米公開市場委員会(FOMC)では利上げの環境は整ったとしているものの、更に確証が持てるデータを待ちたいとの慎重姿勢をFRBのボードメンバーが中心となって貫き、3人の地区連銀総裁が0.25%の利上げに投票したものの、現状維持となりました。ただ、声明やイエレン米FRB議長の記者会見からは、11月利上げも視野に入れているとの含みを持たせたことで、ドル安一辺倒にはなりませんでした。ただ、主要通貨に対しては円高が進み、ドルは中程度の弱さとなっています(下図参照)。今週は、黒田日銀総裁、イエレン米FRB議長、ドラギECB総裁の発言が予定されていますので、金融政策に関する追加的な発言が出るかどうかが注目されます。ただ、日欧の追加緩和への限界説が燻るなかで、米国が低金利政策を継続していることで、円とユーロの先高観、ドルの先安観は残ることになりそうです。経済指標は米国では耐久財、日本では全国消費者物価指数(CPI)の発表がありますが、影響は限定されそうです。

【通貨ペア週間騰落率】 ratio※図をクリックすると拡大します。source: uedaharlowfx

【ドル】
秋分の日の22日に、財務省など通貨当局(金融庁・財務省・日銀)は、国際金融資本市場に係る情報交換会合を急遽開催、浅川雅嗣財務官は「為替、過度な変動や投機的な動きは望ましくない」「投機的な動きが継続すれば必要な対応を取る」などと牽制を行ったことで、100円割れは回避、101円台まで戻しましたが、101円台での重さが感じられます。日銀が物価達成目標を事実上撤廃したことで、市場は11月のFOMCでの利上げがあるかどうかに軸足が移っていることで日本の消費者物価指数(CPI)が低下していたとしても、11月の日銀会合での追加緩和期待にはつながりにくいため、反応は限定的となりそうです。ただ、11月のFOMCまでは雇用統計が1回、小売売上高が1回、消費者物価指数が1回とデータを蓄積するまでに至らず、米大統領選挙の投票直前でもあり、利上げの可能性は低いため、耐久財受注が仮によかったとしても、こちらもドル買いへのサポートにはなりにくいと思います。このため、ドル/円の戻りは鈍く、心理的な節目の100円を割り込むようであれば、99円付近までのドル売りが進むと思っています。

日足/一目均衡表/雲下限のレジスタンスは継続、雲から下放れました。ただ、8/16安値(99.54円)がサポートとなり反発、9日ストキャスティクス(スロー)がゴールデンクロスしていることで、転換線(101.72円)、基準線(102.08円)付近までの戻りはあるのではないかと予想しています。

【ユーロ】
日米の金融政策の発表があったことで、蚊帳の外に置かれた感がありますが、日米ともに、事実上の据え置きとなったことで、ユーロ/ドルは反発、ユーロ/円は下落したものの、週後半には下げ幅を縮小しています。冒頭にも書きましたが、欧州でも追加緩和への限界説があるため、ユーロは底堅い動きをする可能性が高く、今週発言が予想されているドラギECB総裁の発言内容も場合によっては金融政策に触れない可能性があります。経済指標はドイツIFO景気動向指数、ドイツ失業率、ドイツ小売売上高やドイツとユーロ圏の消費者物価指数(CPI,HICP)の速報値が発表されますが、影響は小幅にとどまるものと思います。また、イタリアでは10月に予定されている憲法改正の国民投票で否決されたとしても総選挙を実施しないことを表明しました。そのため政治的リスクが低下、ユーロ/ドルは1.12-1.13ドル台、ユーロ/円は113-114円台で上値重くなるのではないかと予想しています。

ユーロ/ドルは日足/一目均衡表/雲上に抜け出て、雲上限をサポートとしています。遅行線が雲の上に抜け出たことで、トレンドは上向きと思いますが、ロウソク足の下を推移していることで、1.12ドル台ミドルから後半がレジスタンスとなりそうです。仮に雲の中に入った場合には雲下限(1.1166ドル)付近がサポートとなると思います。ユーロ/円は日足/一目均衡表の雲の下に抜け出て、8/5安値(112.30円)も下抜けましたが、7/6安値(110.85円)の方向には向かわず反転しました。9日ストキャスティクス(スロー)がゴールデンクロスしているため、雲下限(114.28円)付近まで戻す可能性がありますが、雲のレジスタンスが続けば前出の110.85円を試しに行くものと思います。

【ポンド】
英中銀(BoE)の金融政策委員会(MPC)以降、ポンドの売り圧力は継続、対ドルではレンジの動きとなっていましたが、日銀が事実上の据え置きとなったことで、円高が進んだため、ポンド/ドルも軟調推移となりました。今週は経済指標の発表も少なく、4-6月期GDP改定値、8月消費者信用残高くらいです。円の先高観が強いことで、ポンド/円、ポンド/ドルともに下落しやすい地合いではないかと思いますが、さらにポンドを売る材料にも乏しいことや先週後半に発表されたCBI製造業指数が平均を上回っていることや乗用車生産台数が前年比9.1%の伸びと強い内容となっていることで、反発があるかもしれません。

ポンドドルは日足/一目均衡表/雲下限(1.3096ドル)まで戻したものの、週末には再び下に放たれました。安値も1.2913ドルまで更新、ロウソク足も陰線と下落を暗示させる内容となっています。そのため、8/15安値(1.2864ドル)、7/6安値(1.2793ドル)までの下落が視野に入ります。ただ、これらで下げ止まれば、雲下限が切りあがっていくことで、小幅な反発の可能性は残ります。ポンド/円は9/21に安値(130.39円)まで更新しました。8/16安値(129.22円)がサポートとみられますが、7/6安値(128.76円)付近を試す可能性もあります。9日のストキャスティクス(スロー)がゴールデンクロスしているものの、戻りが鈍いようであれば、ストキャスティクスは低位張り付きとなる可能性が高く、下方トレンドが継続することになります。

【豪ドル】
米がFOMCで政策金利の据え置きを決定したことで対ドルでは一段高となり、日銀金融政策決定会合で事実上の据え置きとしたことで、対円ではレンジの動きとなりました。ただ、先週後半にはスティーブンス豪準備銀行(RBA)前総裁に代わって就任したロウRBA新総裁が「インフレ期待は当面の間低いだろう」「追加利下げは可能」と発言したことでやや戻りが押さえられました。今週は目立った経済指標の発表がありません。そのため、引き続き米株価の動向がカギを握ると思いますが、30日の中国Caixin製造業PMIが唯一の材料となりそうです。米株価については次週はイエレン米FRB議長をはじめ、多くの地区連銀総裁の講演が予定されていることで、タカ派的な発言が続けば、株価の下落から豪ドルも調整となる可能性が出てきます。

豪ドル米ドルは9/22に0.7673ドルまで上昇しました。8/10高値(0.7754ドル)を起点とするレジスタンスラインが0.7704ドル付近にありますので、この付近までの上昇の可能性はありますが、日足/一目均衡表/雲上限(0.7629ドル)を一時上抜けしたものの、週末は雲の中に逆戻りしています。再度、上抜けできれば0.77ドル、四敗すれば、基準線(0.7584ドル)、転換線’0.7755ドル)、雲下限(0.7518ドル)付近までの押しの可能性があります。豪ドル/円は76円付近をサポートとして、日足/一目均衡表/雲下限(76.97円)付近との間でレンジの動きとなっています。雲の中を何度か試していることで、引け値が雲の中にはいれば、雲上限((77.40-78.05円)付近までの上昇の可能性があります。雲で戻りが押さえらえる場合には7/6安値(75.54円)から6/24安値(72.40円)付近までの下落が予想されます。

【USDJPY/EURJPY/GBPJPY/AUDJPYチャート】 chart※図をクリックすると拡大します。source: UH Standard Chart

【日、週、月、年データ】 rate ※表をクリックすると拡大します。source: uedaharlowfx

■重要イベント event※表をクリックすると拡大します。
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2016年6月12日 (日)

こんにちは。熊本地震へのクリック募金、ご協力よろしくお願いします。熊本地震緊急支援

資本要件など規制強化の動きで、金融機関でリスクが取れなくなってきていることから、英国の国民投票の前にリスク回避の動きがすでに出ています。欧州ではスイスフランが買われ、他では円が買われています。この流れは、英国がEU残留を決めなければ、長期にわたると思います。市場参加者の減少は、為替レートが飛びやすくなる、スプレッドがワイドになるなどがインターバンク上では出てくると思っています。

■今週の予想レンジ

CcyLow(下) ~ High(上)
ドル/円 104.5 ~ 108.5
ユーロ/円 117.8 ~ 122.3
ポンド/円 150.3 ~ 155.6
豪ドル/円 77.4 ~ 80.8
NZドル/円 72.5 ~ 77.8
南アランド/円 6.8 ~ 7.2
中国人民元/円 15.9 ~ 16.4
香港ドル/円 13 ~ 14.1
ユーロ/ドル 1.105 ~ 1.145
ポンド/ドル 1.405 ~ 1.46
豪ドル/米ドル 0.715 ~ 0.755
NZドル/米ドル 0.675 ~ 0.728

【今週の見通し】
週末は、EU離脱の是非を問う英国民投票が迫る中で、ショイブレ財務相が英国がEUから離脱した場合、ほかの加盟国が追随する可能性を排除できないとの見方を示したことや次週の米FOMCなど不透明要因が多いことから、株式市場が主導する形でリスクオフとなり、質への逃避から、幅広く国債が買われ、通貨も円とドルが買われました。Bremain(残留)・Brexit(離脱)が世論調査で拮抗する中で、リスクオフ姿勢が続くことが考えられるため、積極的に市場に参入する投資家は少なく、ポジション調整が主体の動きが続きそうです。影響が大きいユーロとポンドが売られる一方で、経常黒字国の円とスイスフランが買われ、ドル需要が増すことが考えられるため、ドル買いとなると思います。株価の下落はオセアニア通貨にはマイナス要因となるため、相対的に見ると、ドルと円 > オセアニア通貨 > 欧州通貨 の強さとなるとみています。

【ドル/円】
今週は、米利上げを判断する意味で、英の国民投票がなければ、小売売上高と消費者物価指数が注目されるはずです。また、FOMCも政策金利の発表だけでなく、声明、ドットチャート、イエレン米FRB議長の記者会見が予定されていることで重要なイベントとなるはずでした。米FOMCは英国の不透明感から、利上げを予想する市場参加者はゼロ、7月利上げの可能性さえも低下しています。当事国ではないことや資金需要の観点からドル買いとなることが予想されますが、同時にリスクオフでの円買いの圧力も強まることで、ドル/円としてみると、ボラティリティはそれほど発生しないものと予想しています。また、日銀金融政策決定会合も、物価目標達成のため、追加緩和の必要性はあるものの、このタイミングでの実施はハードルが高いこと、佐藤審議委員の発言からは、更なるマイナス金利は否決される可能性もあり、現状維持となることを予想しています。一方で、本邦政府・日銀の為替介入ですが、流れに逆らっての介入実施の可能性は低く、口先がせいぜいでしょう。目処は先週書きました103.20円(内閣府調査での輸出企業の2015年採算割れレート)ですが、要因が英国国民投票にあるため、売り場を提供してくれる以外の効果はないでしょう。戻り売りのレンジ狙いが有効と思われます。

4/18安値(107.84円)がレジスタンスとなり、106円との間での上値の重い動きとなりました。足許での5/3の105.54円がサポートですが、ここを下抜けると、2014年8月高値104.24円、2014年3月高値103.04円がサポート目途となります。戻りはよく戻っても基準線の108.49円付近か。

【ユーロ】
ユーロは英国の国民投票への不透明感、スペインの再選挙の日程が近づいてきたことへのリスクオフから、週後半の2日間でユーロ/ドルは約150ポイントの下落となりました。ユーロ/円は2013年4月以来の120円割れの水準まで下落しています。ショイブレ・ドイツ財務相が懸念を示した他の加盟国追随の可能性も現実味があり、ユーロ導入の適用除外が認められているデンマークなどは候補となります。今週はユーロ圏では目だった経済指標はないことから、米国の経済指標やイベントを横目でみながら、英国民投票に向けての英国の動きが相場を左右する展開が予想されています。世論調査の結果が拮抗となっているものの、市場参加者の多くは、英国がEUに残留すると思っています。過去2回の世論調査と英国民の投票行動が一致していないことなどで、不透明感は強くなっていますので、万が一のリスクを考えると、ユーロを保有するリスクが高まるため、ユーロへの売り圧力は継続すると思っています。そのため、ユーロ/円の下落が相対的に大きくなりそうです。

ユーロ/ドルは日足/一目均衡表/基準線(1.1285ドル)、転換線(1.1264ドル)を下に抜けています。雲下限(1.1218ドル)の下抜けが試されそうです。サポートは5/30安値(1.1097ドル)とみています。場合によっては3/10安値(1.0823ドル)付近まであるかもしれません。ユーロ/円は年初来安値を119.90円まで更新、下降トレンドは継続しています。月足/一目均衡表/雲下限(119.89円)に到達、ここを下抜けると、2012年7月安値94.11円と2014年12月高値149.77円のフィボナッチ61.8押しの115.34円付近まで中期的な下落となる可能性があります。

【ポンド】
FTの世論調査のまとめ(Brexit poll tracker)を見ますと、Bremain(残留) が45%、Brexit(離脱)が43%と、わずかにBrexit(離脱)が増加、10%の浮動票が残留・離脱を決定することになりそうです。英国では消費者物価指数の発表や英中銀(BoE)金融政策委員会などが控えていますが、経済指標というよりは、国民投票への関心が相場を左右しそうです。離脱・残留での為替レート予測が外資系銀行からちらほらと聞かれるようになります。離脱の場合には1.25ドル付近までの下落予想、残留の場合は1.50-1.52ドルあたりまでの上昇予想となっています。ただ、同時にスプレッド(売り買いの為替レートの差)が200~300ポイント程度拡大する可能性もあり、新たなポジション構築は控えて、ポジションを保有している場合には手前でオフ(両建ではないスクエア)にしておけば、リスクはないと思います。

ポンドドルは日足/一目均衡表/雲を下抜け、大きな陰線となっています。今週は雲下限が切りあがっていくことで、雲を回復できなければ、4/6安値(1.4004ドル)付近まで下落することも想定されます。戻りは6/6安値(1.4349ドル)付近か。ポンド/円は4/7安値(151.62円)を一時下抜け、下降トレンドの継続か示されました。月足では一目均衡表/雲の中に入ってきており、雲下限(145.83円)までの下落の可能性が出てきました。戻りは5/16安値(155.64円)付近が予想されます。

【豪ドル】
豪準備銀行(RBA)は政策金利を据え置き、声明も豪ドルの水準につては「豪ドル高が経済調整を困難にする」との従前の内容を繰り返しました。一部ハト派的な見方をしていた市場参加者の買戻しを誘い、豪ドルは反発しましたが、週後半には英国の国民投票への不透明感から反落しました。今週は雇用関連指標の発表が予定されていますので、雇用が落ち着いているのであれば、地政学的リスクに距離を置く豪ドルは相応に反応すると思います。ただ、株価の面がかなり大きいと思いますので、継続して株価が下落するようであれば、豪ドルの下落も免れないと思います。レンジ上限付近では戻り売りが有利か。

豪ドル/米ドルは日足/一目均衡表/雲下限(0.7470ドル)がレジスタンスとなり、9日間のストキャスティクス(スロー)がデッドクロスしてきました。転換線(0.7339ドル)が基準線(0.7323ドル)を上回ってきたことで、この水準で下げ止まれば、再度、雲下限までの戻りとなる可能性があります。ただ、下抜ければ5/24安値(0.7144ドル)付近までの下落の可能性もあります。豪ドル/円は引き続き78円~80.80円のレンジ内での動きにとどまっています。ただ、日足/一目均衡表/基準線が下向きとなっていることで、レンジ下限を下抜けて下降トレンド入りする可能性が見え隠れします。下抜けた場合には2012年6月時点の74.44円付近が視野に入ると思います。

【USDJPY/EURJPY/GBPJPY/AUDJPYチャート】 Chart※図をクリックすると拡大します。source: UH Standard Chart

【日、週、月、年データ】 Rate※表をクリックすると拡大します。source: uedaharlowfx

■重要イベント Event※表をクリックすると拡大します。
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2013年7月 6日 (土)

こんにちは。7月4日(木)が米独立記念日だったため、IMMのポジション発表は7月8日(月)となります。発表スケジュールはCOMMITMENTS OF TRADERS (CFTC)を参照してください。

週末に発表された米雇用統計は失業率が7.6%、非農業部門雇用者数が19.5万人の増加となりました。

■失業率、非農業部門雇用者数 NFP source:U.S. Bureau of Labor Statistics

■非農業部門雇用者数(単位:千人)

項目4月5月6月
雇用者数増減 +199 +195 +195
雇用者数 135,512 135,707 135,902
財生産 18,635 18,635 18,643
民間サービス 95,007 95,214 95,408
政府 21,870 21,858 21,851

今回発表された雇用統計では過去2か月の非農業部門雇用者数が上方修正(4月:+14.9万人⇒+19.9万人、5月:+17.5万人⇒+19.5万人)され、FEDが目処としている+20万件がほぼ3か月連続で達成できていることになりました。このため、市場では9月のFOMCでQE縮小開始の期待が高まり、ドル買いにつながったといえます。

2013年6月15日 (土)

※見通し部分を6/3(月)からFXミュージアム(お客様限定)へ移行しました。ご不便をおかけしますが引き続きよろしくお願いします。

こんにちは。昨日は自動車運転免許の更新に最寄りの警察署まで行ってきました。講習では道交法の罰則が強化された話し、あとは15分ほどビデオを観て終わりました。

14日に発表された11日現在のシカゴIMMの非商業(投機)ポジションでは、ドルが256.0億ドルの買持ち、円は9,113.3億円の売持ち(ドルでは94.9億ドルの買持ち)に減少、ユーロは9.4億ユーロの売持ち(ドルでは12.5億ドルの買持ち)に大幅減少、豪ドルは63.3億豪ドルの売持ち(ドルでは59.6憶ドルの買持ち)に増加、NZドルは2.7億NZドルの買持ち(ドルでは2.1億ドルの売持ち)、カナダドルは35.9億カナダドルの売持ち(ドルでは35.2億ドルの買持ち)に減少しています。

約4円の円高が進んだものの、円のネット(合計)はショートが約1万枚に留まりました。ただ、ショート個別では4/30以来となる9.5万枚まで減少し、4月の日銀の異次元緩和実施時に近い水準となっています。調整が進んでいるとみられますが、ロング単体は2万枚とまだ少ないことから、ネットでのショートの減少が続く可能性が高いと思われます。

ユーロのネットは7千枚のショートとほぼフラットになりました。ロング個別が約2万枚増加して6.9万枚、ショート個別が約2万枚減少して7.6万枚と拮抗していてどちらにも動く可能性があります。ただ、2週間で約8万枚のショートが巻き戻されたことから、ネットでロングに転換となる可能性があります。

豪ドルはしょーとに転換してから5週連続で増加し6.3万枚となりました。約5千枚の増加とこれまでの約1万~2万の増加ペースと比べると、ペースダウンしたようにも見えます。ただ、内訳をみるとロングのポジションが閉じられ、2.4万枚まで減少してきているため、投機筋のロング保有はかなり減少しているとみられます。このため、ポジション状況からは反転が近づいていることがうかがわれます。

ポンドはショートが2.4万枚減少して、ネットでは5.3万枚のショートになりました。ショート個別では3/12以来となる8.6万枚まで減少しています。ロング個別ではまだ3.2万枚しかないことから、市場が不安定な状態が続くと、ポンドのロングが増える可能性があります。

■シカゴIMM非商業ポジション

項目Net(ネット)Dif(増減)Long(買)Short(売)Open
(未決済残)
JPY -72,906 9,838 21,722 94,628 243,644
EUR -7,533 44,088 68,956 76,489 260,418
GBP -53,687 24,051 32,755 86,442 219,176
CHF -20,738 5,065 6,576 27,314 65,244
CAD -35,907 3,869 17,343 53,250 145,729
AUD -63,277 -4,727 24,482 87,759 240,067
NZD 2,653 -3,360 8,940 6,287 26,293
MXN 63,774 -19,097 71,854 8,080 119,757
BRL 6,325 1,218 12,857 6,532 39,852

source:CFTC

【USD】 IMM_USD source:CFTC

ドルは59,727コントラクトのロング減少の187,621コントラクトのロングとなりました。
※ドルのポジションは円、ユーロをはじめ、メキシコペソまでを合計して算出しています。レートはFRBのメジャーカレンシーインデックスを使用しています。

【JPY】 1コントラクト=12,500,000円 IMM_JPY source:CFTC

円は9,838コントラクトのショート減少の72,906コントラクトのショートとなりました。

【EUR】 1コントラクト=125,000ユーロ IMM_EUR source:CFTC

ユーロは44,088コントラクトのショート減少の7,533コントラクトのショートとなりました。

【GBP】 1コントラクト=62,500ポンド IMM_GBP source:CFTC

ポンドは24,051コントラクトのショート減少の53,687コントラクトのショートとなりました。

【AUD】 1コントラクト=100,000豪ドル IMM_AUD source:CFTC

豪ドルは4,727コントラクトのショート増加の63,277コントラクトのショートとなりました。

【NZD】 1コントラクト=100,000NZドル IMM_NZD source:CFTC

NZドルは3,360コントラクトのロング減少の2,653コントラクトのロングとなりました。

【CAD】 1コントラクト=100,000カナダドル IMM_CAD source:CFTC

カナダドルは3,869コントラクトのショート減少の35,907コントラクトのショートとなりました。

【CHF】 1コントラクト=125,000スイスフラン IMM_CHF source:CFTC

スイスフランは5,065コントラクトのショート減少の20,738コントラクトのショートとなりました。

【MXN】 1コントラクト=500,000ペソ source:CFTC

メキシコペソは19,097コントラクトのロング減少の63,774コントラクトのロングとなりました。

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2013年6月12日 (水)

※見通し部分をFXミュージアム(お客様限定)へ移行しました。ご不便をおかけしますが引き続きよろしくお願いします。

■コメント、変化率・NR7・ピボットなどはココに注目(お客様限定)を参照してください。
山内俊哉のココに注目
※取引画面にログイン後、アクセスをお願いします。

おはようございます。下にも書きましたが、日銀の金融政策期待の剥落だけではなく、ドル(米国)を中心に、金融市場全体があやしい動きをしているようにみえます。

■前日のサマリー
東京時間帯は日銀の金融政策決定会合への期待感からドル/円は98円台後半から99円近辺で底堅く推移、ユーロ/円も131円でのレンジの取引となりました。12時前に日銀が金融政策の現状維持を発表、注目されていた資金供給オペの年限も1年のまま据え置いたことから、市場には失望が広がり円が買い戻されることとなりました。ロンドン時間に入っても円買いの流れは変わらず、18時過ぎにはドル/円が96.475円、ユーロ/円が128.141円まで下落、朝方から底堅く推移していたユーロ/ドルは1.33ドル手前まで上昇しました。その後、NY序盤までは材料難から小動きになっていたものの、ドイツ国債が上昇(利回りは低下)したことなどで、ユーロ/ドルが1.32320ドルまで下落する場面がみられましたが、NYダウがオープンから下落して始まったこともあり、円買いの基調は変わらず、午前3時過ぎにはストップロスをつけてドル/円が95.592円、ユーロ/円が127.089円まで下落、ユーロ/ドルは1.33171ドルまで上昇しました。
豪ドルは朝方に発表された住宅ローン件数が市場予想を下回る0.8%に留まったことで、NABの企業景況感が小幅改善を示したものの、豪ドル/米ドルは0.93242ドルまで一時下落し、2011/10の安値の0.93870ドルを一時下抜けしました。クローズにかけてはドルが下落したこともあり0.94ドル台ミドル近辺まで戻しています。また、他の新興国はブラジルがドル売り介入実施、南アは金利市場の動きがチョッピーでデモで混乱が続くトルコも短期の金融引き締めを発表、インドネシアは0.25%の政策金利の緊急引き上げを発表と混乱が続いています。
クローズはドル/円が96.004円、ユーロ/ドルが1.33099ドル、ユーロ/円は127.812円。

■前日の主なイベントと市場の反応
①日銀金融政策決定会合:共有担保オペ期間も据え置き(予想:現状維持) ⇒ 円買い
②黒田日銀総裁:1年超のオペは現時点では変動率低下し必要ないと結論 ⇒ 円買い
③メルケル独首相:ECBの債券購入の支持を表明 ⇒ 材料視せず
④バイトマン独連銀総裁:OMTは金融・財政の境をあいまいにする ⇒ 材料視せず
⑤英4月鉱工業生産:前月比0.1%(予想0.0%) ⇒ ポンド買い
⑥米4月卸売在庫:0.2%(予想0.2%) ⇒ 影響限定的

■為替

通貨ペア引値前日比前日比(%)
USD/JPY 96.004 -2.741 -2.78%
EUR/JPY 127.812 -3.077 -2.35%
GBP/JPY 150.181 -3.581 -2.33%
AUD/JPY 90.483 -2.953 -3.16%
NZD/JPY 75.546 -2.467 -3.16%
EUR/USD 1.33099 0.00564 0.43%
GBP/USD 1.56414 0.00721 0.46%
AUD/USD 0.94225 -0.00383 -0.40%
NZD/USD 0.78681 -0.00304 -0.38%

source: uedaharlowfx

■三極(ドル、ユーロ、円)の1時間足
FXChart source:uedaharlowfx UH StandardChart
※チャート、文中およびクローズの為替レートは上田ハーローFXでの提示レート(Bid)です。

■株価

Index引値前日比
日経225 13317.62 -196.58
FTSE100(英) 6340.08 -60.37
DAX(独) 8222.46 -85.23
NYダウ(米) 15122.02 -116.57
S&P500(米) 1626.13 -16.68
NASDAQ(米) 3436.95 -36.82

■金利

Country利回り前日比
米10年債 2.186 -0.025
日本10年債 0.874 0.055
英10年債 2.173 0.031
独10年債 1.600 0.000

■コモディティ価格

Commodities引値前日比
NY金(期近) 1377.00 -9.00
NY原油(期近) 95.38 -0.39

source bloomberg.co.jp (株価、金利、コモディティ価格)

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