2019年1月16日 (水)

1/16 前日のサマリー:英議会、協定案を大差で否決、ポンドは往って来い

おはようございます。今週のFXアストロロジー:メリマンレポートでは、ドル円の基調は"下降トレンド"です。ストラテジーはお客様限定のレポートを参照してください。

英議会はメイ英首相がEUとの間で合意した「離脱協定案」を反対多数で否決しました。本日は英労働党から出されたメイ英首相に対する内閣不信任案の採決が行われます。これは否決される公算が高いですが、メイ英首相は3日以内に代替案を議会に提出しなければならず、合意なき離脱へと進む公安も高そうです。EUは新たな協議に応じると、条件を緩和することにもつながりかねず、英議会の顔色をうかがうことを良しとしないと思いますので、英は土俵際に追い込まれたように思われます。本日は米小売売上高の発表は政府閉鎖の影響で延期されました。FOMC前に公表されるベージュブックでハト派的な内容の場合は3月利上げの可能性がなくなるため、ドル売りに繋がるかもしれません。

■三極通貨(ドル、ユーロ、円)
ドル/円が108.13円、ユーロ/円が124.01円、ユーロ/ドルが1.1465ドルでオープン。朝方にメイ英首相が辞任の可能性との報道があったものの、影響は限定的で、中国の減税やインフラ投資などへの期待感から日経225平均株価が堅調地合いとなったことから、ドル/円は108.74円、ユーロ/円は124.84円、ユーロ/ドルは1.1489ドルまで上昇しました。ロンドン時間に入ると、欧州の株価は反落、英議会採決を前にしたポジション調整の動きに、ドル/円は108.35円付近、ユーロ/円は123.65円付近、ユーロ/ドルは1.1415ドル付近にそれぞれ下落、NY時間午前には下げ幅を縮小する動きがみられ、ユーロ/円が124.30円付近、ユーロ/ドルが1.1455ドル付近まで反発しましたが、ドル買いが優勢となったことでドル/円は108.75円まで上昇、ユーロは売られました。英議会でEUとの離脱協定案が反対多数で否決されると、リスク回避の動きでドル/円は108.34円、ユーロ/円は123.36円、ユーロ/ドルは1.1379ドルまで下落しましたが、材料出尽くし感もあり、終盤にかけては下げ幅を縮小しました。クローズはドル/円が108.64円、ユーロ/円が124.00円、ユーロ/ドルが1.1410ドル。

■他通貨
ポンド/円が139.08円、ポンド/ドルが1.2856ドルでオープン。中国の景気対策などへの期待感が先行し、東京時間午後にはポンド/円が140.41円、ポンド/ドルが1.2913ドルまで上昇しましたが、ロンドン時間に入るとポジション調整の動きから反落し、上げ幅を失いました。NY時間もポンド売りが続き、EUと合意した離脱協定案が反対多数で否決されると、ポンド/円は137.31円、ポンド/ドルは1.2660ドルまで急落しましたが、提出されたメイ英首相の不信任案(本日採決予定)が否決される可能性が高いことや足許での材料出尽くし感もあり、ポンド/円は140円手前、ポンド/ドルは1.28ドル後半まで急反発しました。クローズはポンド/円が139.69円、ポンド/ドルが1.2853ドル。

豪ドル/円が77.80円、豪ドル/米ドルが0.7191ドルでオープン。中国の預金準備率の引き下げやインフラ投資などへの期待感からアジアの株価が堅調地合いとなり、ロンドン時間序盤には豪ドル/円が78.50円、豪ドル/米ドルが0.7224ドルまで上昇しました。しかし、英議会の採決を前にしたポジション調整の動きに押されて、豪ドルも上げ幅を縮小、英議会で離脱協定案が否決されると、豪ドル/円は77.77円、豪ドル/米ドルは0.7174ドルまで下落しましたが、終盤にかけてはポンドの買い戻しから、豪ドルも下落前の水準近くまで戻しました。クローズは豪ドル/円が78.23円、豪ドル/米ドルが0.7196ドル。

■前日の主な指標結果と発言
・日本 12月マネーストックM2 y/y: 2.4% (予想 2.4%)
・中国人民銀行副総裁:穏健な金融政策が変更を意味しないということではない。
・フランス 12月消費者物価指数(CPI)改定値 m/m: 0.0% (予想 0.0%)
・フランス 11月財政収支(ユーロ): -956億 (前回 -870億)
・ゴーブ英環境・食料・農村相:合意なきブレグジットもブレグジットの撤回もどちらもリスク。
・スターマー英労働党議員:国民投票は近い。メイ英首相は意見を一致させるべき。
・ユーロ圏 11月貿易収支(季調済:ユーロ): 151億 (予想 126億)
・フォスター民主統一党(DUP)党首:我々は、本日のEU離脱案採決で反対票を投じる。
・マース独外相:本日、英議会でEU離脱案が否決された場合、新たな離脱案が協議される可能性はある。
・サルビーニ伊副首相:ECBの銀行監督委員会は伊銀行を攻撃している。
・米国 12月生産者物価指数(PPI) m/m: -0.2% (予想 -0.1%)
・米国 1月NY連銀製造業景気指数: 3.9 (予想 10.0)
・グラスリー共和党・上院議員:ライトハイザーUSTR代表は、対中通商協議はあまり進展していないとの認識。
・ドラギECB総裁:最近の経済動向は予想よりも弱い。依然として十分な金融緩和策が必要。現在のECBのスタンスは十分に緩和的。消費や投資は拡大し労働市場も強いが、これらは低金利に支えられている。景気は減速しているものの後退に向かってはいない。景気減速は以前に予測していたよりも長引く可能性はある。
・カシュカリ米ミネアポリス連銀総裁:更なる利上げを支持する要因は見当たらない。金融政策は政治とは距離を置くべき。
・ジョージ米カンザスシティー連銀総裁:明確なFOMCのフォワードガイダンスは現在は適切ではない。FRBは中立に近づいている。注意しつつ継続へ。FRBの金利正常化を停止する良い時期の可能性。
・カプラン米ダラス連銀総裁:世界経済の成長は減速している。
・EU報道官:英国は離脱案を否決した議会の決定を後悔するだろう。無秩序な英・EU離脱の可能性が高まった。
※m/m = 前月比、q/q = 前期比、y/y = 前年比

■為替

通貨ペア 引値 前日比 前日比(%)
USD/JPY 108.644 0.514 0.48%
EUR/JPY 124.001 -0.010 -0.01%
GBP/JPY 139.691 0.579 0.42%
AUD/JPY 78.230 0.432 0.56%
NZD/JPY 74.015 0.295 0.40%
EUR/USD 1.14102 -0.00553 -0.48%
GBP/USD 1.28533 -0.00040 -0.03%
AUD/USD 0.71964 0.00050 0.07%
NZD/USD 0.68121 -0.00048 -0.07%

source: uedaharlowfx

■三極(ドル、ユーロ、円)の1時間足
UHChartsource:uedaharlowfx UH StandardChart
※チャート、文中およびクローズの為替レートは上田ハーローFXでの提示レート(Bid)です。

■株価

Index 引値 前日比
日経225 20,555.29 195.59
TOPIX 1,542.72 12.99
CSI300(中国) 3,127.99 60.21
FTSE100(英) 6,895.02 40.00
DAX(独) 10,891.79 35.88
NYダウ(米) 24,065.59 155.75
S&P500(米) 2,610.30 27.69
NASDAQ(米) 7,023.84 117.92

■金利

Country 利回り 前日比
米10年債 2.717 0.012
日本10年債 0.010 0.000
英10年債 1.258 -0.039
独10年債 0.206 -0.025

■コモディティ価格

Commodities 引値 前日比
NY金(期近) 1,288.40 -2.90
NY原油(期近) 52.11 1.60

source bloomberg.co.jp (株価、金利、コモディティ価格)

■本日の指標発表予定
FX経済指標08:30 豪 1月ウエストパック消費者信頼感指数
FX経済指標08:50 日本 11月機械受注 m/m
FX経済指標08:50 日本 12月国内企業物価指数 m/m
FX経済指標13:30 日本 11月第三次産業活動指数 m/m
FX経済指標16:00 ドイツ 12月消費者物価指数(CPI)改定値 m/m
FX経済指標17:40 ノボトニー・オーストリア中銀総裁講演
FX経済指標18:15 カーニー英中銀(BoE)総裁議会証言
FX経済指標18:30 英国 12月消費者物価指数(CPI) m/m
FX経済指標18:30 英国 12月小売物価指数(RPI) m/m
FX経済指標18:30 英国 12月生産者物価指数(除食品、エネルギー) y/y
FX経済指標22:30 米国 12月輸入物価指数 m/m
FX経済指標22:30 米国 12月輸出物価指数 m/m
FX経済指標00:00 米国 1月NAHB住宅市場指数
FX経済指標04:00 米国 米地区連銀経済報告(ベージュブック)
FX経済指標04:00 英国 英内閣不信任決議案の採決

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