2019年1月17日 (木)

おはようございます。英の内閣不信任案は地域政党が反対に回り約20票差で否決されました。ブレグジットでは離脱の日を延期などの憶測から、リスク回避の巻き戻しに繋がったことや米ベージュブックで米景気が一部地区で弱さも見られているが確りしていることが示されたことで、米長期金利の上昇とともにドルが堅調となり109円台を回復しています。本日も米政府機関閉鎖の影響で住宅着工件数などの指標の発表はなく、手掛かりが少ない中で、市場心理の改善から円売り地合いを予想しますが、米中貿易協議への進展の望み薄から、円の反騰リスクに警戒といったところでしょうか。

■三極通貨(ドル、ユーロ、円)
ドル/円が108.64円、ユーロ/円が123.98円、ユーロ/ドルが1.1410ドルでオープン。材料が限られる中、日経225平均株価が下落、10時過ぎにドル/円は108.37円、ユーロ/円は123.54円、ユーロ/ドルも1.1396ドルまで下落しました。ただ、さらに売る材料もなく、各通貨ともにジワリと下げ幅を縮小しました。ロンドン時間にはメルシュECB理事が「ユーロ圏の広範な景気減速は想定通り」、ノボトニー・オーストリア中銀総裁が「金融緩和は継続する見込みだが、ペースは遅い」などと発言、1.1420ドル付近まで上昇していたユーロ/ドルは1.1377ドルまで下落、ドル/円は108.90円付近、ユーロ/円は124円ちょうど付近まで上昇しました。欧州・NY時間には複数のEUの首脳や閣僚からブレグジット交渉に対して「時間はまだある」などとの協力姿勢を見せる発言が相次いだことでリスク回避の巻き戻しとなり、ベージュブックでは「米経済活動は緩やかもしくは穏やかなペースで拡大」「すべての地区で労働市場は引き締まった」など市場が予想していたほどハト派的な内容ではなかったことで、ドル/円は109.18円、ユーロ/円は124.39円まで上昇、ユーロ/ドルは1.1410ドル付近まで下げ幅を縮小しましたが戻りは限られました。クローズはドル/円が109.08円、ユーロ/円が124.25円、ユーロ/ドルが1.1389ドル。

■他通貨
ポンド/円が139.69円、ポンド/ドルが1.2854ドルでオープン。メイ英首相に対する内閣不信任案の採決を控える中、アジア時間は本邦株価の下落などからポンド/円が138.97円、ポンド/ドルが1.2823ドルまで下落しましたが、その後はジワリと下げ幅を縮小、ロンドン時間にマース独外相が「EUは協議にオープン」「ブレグジットの解決を望んでいる」と発言したのを皮切りにメルケル独首相は「ブレグジットを協議する時間はまだある」、バラッカー・アイルランド首相が「我々は、合意無きEU離脱を回避するため全力を尽くす」などとの発言があり、市場の懸念が後退したこと、内閣不信任決議案は賛成306票、反対325票で否決されたことで、NY終盤にはポンド/円が140.66円、ポンド/ドルが1.2894ドルまで上昇しました。クローズはポンド/円が140.48円、ポンド/ドルが1.2874ドル。

豪ドル/円が78.22円、豪ドル/米ドルが0.7196ドルでオープン。本邦株価の下落から、アジア時間朝には豪ドル/円が77.90円、豪ドル/米ドルが0.7187ドルまで下落しました。その後、ロンドン時間序盤に、豪ドル/円が78.29円、豪ドル/米ドルが0.7210ドルまで戻す場面がありましたが、米中貿易協議進展への懐疑的な見方などから豪ドル/円が77.90円、豪ドル/米ドルが0.7160ドルまで下落しました。NY時間にはフリーランド加外相が「中国との関係、非常に難しい局面に」などとの発言を受けたものの、豪ドルへの影響は限定的となり、リスク回避の巻き戻しから豪ドル/円は78.35円まで上昇したものの、豪ドル/米ドルは0.7180ドル付近で戻りを押さえられました。クローズは豪ドル/円が78.16円、豪ドル/米ドルが0.7164ドル。

■前日の主な指標結果と発言
・豪 1月ウエストパック消費者信頼感指数: 99.6 (前回 104.4)
・日本 11月機械受注 m/m: 0.0% (予想 3.0%)
・日本 12月国内企業物価指数 m/m: -0.6% (予想 -0.3%)
・日本 11月第三次産業活動指数 m/m: -0.3% (予想 -0.6%)
・マース独外相:可能なのであれば譲歩はすでにしている。メイ首相の離脱案は極めて複雑な状況にしている。EUは協議にオープン。ブレグジットの解決を望んでいる。
・モスコビシ欧州委員(経済・通貨担当):英国は何がしたいのかを言うべき。EUは全てのシナリオを準備している。合意なきブレグジットを誰も望んでいないが、それに近づいている。
・ドイツ 12月消費者物価指数(CPI)改定値 m/m: 0.1% (予想 0.1%)
・メルシュECB理事:ユーロ圏の広範な景気減速は想定通り。
・ノボトニー・オーストリア中銀総裁:金融緩和は継続する見込みだが、ペースは遅い。政治的不透明を理由に幾つかの分野で弱さが見られる。2018年のインフレは物価安定目標に十分。
・ビルロワ仏中銀総裁:英・EU離脱案の否決は英国のさらなる不透明性を意味する。ユーロ圏の経済成長は減速はしているが、下降はしていない。反対運動後のマクロン大統領の措置は成長を促すだろう。
・カーニー英中銀(BoE)総裁議会証言:短期的な市場の動向を重要視していない。合意なきブレグジットの可能性が減少したことなどを背景にポンドが反発しているようだ。市場の英下院での欧州連合(EU)離脱案否決に対する反応は、為替市場に示されている。金融システムには耐久性があり、危機への備えも十分。
・英国 12月消費者物価指数(CPI) m/m: 0.2% (予想 0.2%)
・英国 12月小売物価指数(RPI) m/m: 0.4% (予想 0.5%)
・英国 12月生産者物価指数(除食品、エネルギー) y/y: 2.5% (予想 2.4%)
・米国 12月輸入物価指数 m/m: -1.0% (予想 -1.3%)
・米国 12月輸出物価指数 m/m: -0.6% (予想 -0.7%)
・米国 1月NAHB住宅市場指数: 58 (予想 56)
・メルケル独首相:ブレグジットを協議する時間はまだある。
・バラッカー・アイルランド首相:我々は、合意無きEU離脱を回避するため全力を尽くす。もし英国がレッドラインを変更すれば、欧州連合(EU)の対応も変化する。我々には、バックストップ措置の期限の受け入れの要請はない。
・メイ英首相:議会は、国民投票の結果を履行する義務がある。総選挙は国益にならず、分断や混乱をもたらす。総選挙はEU離脱を遅らせる。議員であれば誰でも離脱への協議に参加できる。
・ジョーダンSNB総裁:現在の超緩和的な金融政策は正しく、変更する理由はない。低金利や為替への介入はとても効果的。ブレグジットを含めて、経済の不透明感は高まっている。
・フリーランド加外相:中国との関係、非常に難しい局面に。
・ホイヤー下院院内総務(米民主党):29日に予定されていたトランプ米大統領の一般教書演説は中止される。
・米国 米地区連銀経済報告(ベージュブック):米経済活動は緩やかもしくは穏やかなペースで拡大。すべての地区で労働市場は引き締まった。ほとんどの地区で経済は成長しているが弱いところが現れた。ほとんどの地区で物価は緩やかもしくは緩やかなペースで上昇。ほとんどの地区で製造業はより遅いペースで成長。高い関税がコスト増加の要因。
・英内閣不信任決議案の採決:賛成306票、反対325票で否決
※m/m = 前月比、q/q = 前期比、y/y = 前年比

■為替

通貨ペア 引値 前日比 前日比(%)
USD/JPY 109.083 0.439 0.40%
EUR/JPY 124.247 0.246 0.20%
GBP/JPY 140.481 0.790 0.57%
AUD/JPY 78.160 -0.070 -0.09%
NZD/JPY 73.851 -0.164 -0.22%
EUR/USD 1.13888 -0.00214 -0.19%
GBP/USD 1.28739 0.00206 0.16%
AUD/USD 0.71635 -0.00329 -0.46%
NZD/USD 0.67722 -0.00399 -0.59%

source: uedaharlowfx

■三極(ドル、ユーロ、円)の1時間足
UHChart source:uedaharlowfx UH StandardChart
※チャート、文中およびクローズの為替レートは上田ハーローFXでの提示レート(Bid)です。

■株価

Index 引値 前日比
日経225 20,442.75 -112.54
TOPIX 1,537.77 -4.95
CSI300(中国) 3,128.65 0.66
FTSE100(英) 6,862.68 -32.34
DAX(独) 10,931.24 39.45
NYダウ(米) 24,207.16 141.57
S&P500(米) 2,616.10 5.80
NASDAQ(米) 7,034.70 10.86

■金利

Country 利回り 前日比
米10年債 2.724 0.012
日本10年債 0.005 -0.005
英10年債 1.311 0.053
独10年債 0.224 0.018

■コモディティ価格

Commodities 引値 前日比
NY金(期近) 1,293.80 5.40
NY原油(期近) 52.31 0.20

source bloomberg.co.jp (株価、金利、コモディティ価格)

■本日の指標発表予定
FX経済指標08:30 カシュカリ米ミネアポリス連銀総裁講演
FX経済指標09:00 雨宮日銀副総裁20カ国・地域(G20)シンポジウムであいさつ
FX経済指標09:01 英国 12月英王立公認不動産鑑定士協会(RICS)住宅価格指数
FX経済指標09:30 豪 11月住宅ローン件数 m/m
FX経済指標12:20 黒田日銀総裁G20シンポジウムで講演
FX経済指標19:00 ユーロ圏 11月建設支出 m/m
FX経済指標19:00 ユーロ圏 12月消費者物価指数(HICP)改定値 y/y
FX経済指標00:00 南ア 準備銀行(SARB)政策金利
FX経済指標22:00 ラウテンシュレーガーECB専務理事講演
FX経済指標22:30 米国 新規失業保険申請件数
FX経済指標22:30 米国 失業保険継続受給者数
FX経済指標22:30 米国 1月米フィラデルフィア連銀製造業景気指数
FX経済指標00:45 クオールズ米FRB副議長講演

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2019年1月16日 (水)

おはようございます。今週のFXアストロロジー:メリマンレポートでは、ドル円の基調は"下降トレンド"です。ストラテジーはお客様限定のレポートを参照してください。

英議会はメイ英首相がEUとの間で合意した「離脱協定案」を反対多数で否決しました。本日は英労働党から出されたメイ英首相に対する内閣不信任案の採決が行われます。これは否決される公算が高いですが、メイ英首相は3日以内に代替案を議会に提出しなければならず、合意なき離脱へと進む公安も高そうです。EUは新たな協議に応じると、条件を緩和することにもつながりかねず、英議会の顔色をうかがうことを良しとしないと思いますので、英は土俵際に追い込まれたように思われます。本日は米小売売上高の発表は政府閉鎖の影響で延期されました。FOMC前に公表されるベージュブックでハト派的な内容の場合は3月利上げの可能性がなくなるため、ドル売りに繋がるかもしれません。

■三極通貨(ドル、ユーロ、円)
ドル/円が108.13円、ユーロ/円が124.01円、ユーロ/ドルが1.1465ドルでオープン。朝方にメイ英首相が辞任の可能性との報道があったものの、影響は限定的で、中国の減税やインフラ投資などへの期待感から日経225平均株価が堅調地合いとなったことから、ドル/円は108.74円、ユーロ/円は124.84円、ユーロ/ドルは1.1489ドルまで上昇しました。ロンドン時間に入ると、欧州の株価は反落、英議会採決を前にしたポジション調整の動きに、ドル/円は108.35円付近、ユーロ/円は123.65円付近、ユーロ/ドルは1.1415ドル付近にそれぞれ下落、NY時間午前には下げ幅を縮小する動きがみられ、ユーロ/円が124.30円付近、ユーロ/ドルが1.1455ドル付近まで反発しましたが、ドル買いが優勢となったことでドル/円は108.75円まで上昇、ユーロは売られました。英議会でEUとの離脱協定案が反対多数で否決されると、リスク回避の動きでドル/円は108.34円、ユーロ/円は123.36円、ユーロ/ドルは1.1379ドルまで下落しましたが、材料出尽くし感もあり、終盤にかけては下げ幅を縮小しました。クローズはドル/円が108.64円、ユーロ/円が124.00円、ユーロ/ドルが1.1410ドル。

■他通貨
ポンド/円が139.08円、ポンド/ドルが1.2856ドルでオープン。中国の景気対策などへの期待感が先行し、東京時間午後にはポンド/円が140.41円、ポンド/ドルが1.2913ドルまで上昇しましたが、ロンドン時間に入るとポジション調整の動きから反落し、上げ幅を失いました。NY時間もポンド売りが続き、EUと合意した離脱協定案が反対多数で否決されると、ポンド/円は137.31円、ポンド/ドルは1.2660ドルまで急落しましたが、提出されたメイ英首相の不信任案(本日採決予定)が否決される可能性が高いことや足許での材料出尽くし感もあり、ポンド/円は140円手前、ポンド/ドルは1.28ドル後半まで急反発しました。クローズはポンド/円が139.69円、ポンド/ドルが1.2853ドル。

豪ドル/円が77.80円、豪ドル/米ドルが0.7191ドルでオープン。中国の預金準備率の引き下げやインフラ投資などへの期待感からアジアの株価が堅調地合いとなり、ロンドン時間序盤には豪ドル/円が78.50円、豪ドル/米ドルが0.7224ドルまで上昇しました。しかし、英議会の採決を前にしたポジション調整の動きに押されて、豪ドルも上げ幅を縮小、英議会で離脱協定案が否決されると、豪ドル/円は77.77円、豪ドル/米ドルは0.7174ドルまで下落しましたが、終盤にかけてはポンドの買い戻しから、豪ドルも下落前の水準近くまで戻しました。クローズは豪ドル/円が78.23円、豪ドル/米ドルが0.7196ドル。

■前日の主な指標結果と発言
・日本 12月マネーストックM2 y/y: 2.4% (予想 2.4%)
・中国人民銀行副総裁:穏健な金融政策が変更を意味しないということではない。
・フランス 12月消費者物価指数(CPI)改定値 m/m: 0.0% (予想 0.0%)
・フランス 11月財政収支(ユーロ): -956億 (前回 -870億)
・ゴーブ英環境・食料・農村相:合意なきブレグジットもブレグジットの撤回もどちらもリスク。
・スターマー英労働党議員:国民投票は近い。メイ英首相は意見を一致させるべき。
・ユーロ圏 11月貿易収支(季調済:ユーロ): 151億 (予想 126億)
・フォスター民主統一党(DUP)党首:我々は、本日のEU離脱案採決で反対票を投じる。
・マース独外相:本日、英議会でEU離脱案が否決された場合、新たな離脱案が協議される可能性はある。
・サルビーニ伊副首相:ECBの銀行監督委員会は伊銀行を攻撃している。
・米国 12月生産者物価指数(PPI) m/m: -0.2% (予想 -0.1%)
・米国 1月NY連銀製造業景気指数: 3.9 (予想 10.0)
・グラスリー共和党・上院議員:ライトハイザーUSTR代表は、対中通商協議はあまり進展していないとの認識。
・ドラギECB総裁:最近の経済動向は予想よりも弱い。依然として十分な金融緩和策が必要。現在のECBのスタンスは十分に緩和的。消費や投資は拡大し労働市場も強いが、これらは低金利に支えられている。景気は減速しているものの後退に向かってはいない。景気減速は以前に予測していたよりも長引く可能性はある。
・カシュカリ米ミネアポリス連銀総裁:更なる利上げを支持する要因は見当たらない。金融政策は政治とは距離を置くべき。
・ジョージ米カンザスシティー連銀総裁:明確なFOMCのフォワードガイダンスは現在は適切ではない。FRBは中立に近づいている。注意しつつ継続へ。FRBの金利正常化を停止する良い時期の可能性。
・カプラン米ダラス連銀総裁:世界経済の成長は減速している。
・EU報道官:英国は離脱案を否決した議会の決定を後悔するだろう。無秩序な英・EU離脱の可能性が高まった。
※m/m = 前月比、q/q = 前期比、y/y = 前年比

■為替

通貨ペア 引値 前日比 前日比(%)
USD/JPY 108.644 0.514 0.48%
EUR/JPY 124.001 -0.010 -0.01%
GBP/JPY 139.691 0.579 0.42%
AUD/JPY 78.230 0.432 0.56%
NZD/JPY 74.015 0.295 0.40%
EUR/USD 1.14102 -0.00553 -0.48%
GBP/USD 1.28533 -0.00040 -0.03%
AUD/USD 0.71964 0.00050 0.07%
NZD/USD 0.68121 -0.00048 -0.07%

source: uedaharlowfx

■三極(ドル、ユーロ、円)の1時間足
UHChartsource:uedaharlowfx UH StandardChart
※チャート、文中およびクローズの為替レートは上田ハーローFXでの提示レート(Bid)です。

■株価

Index 引値 前日比
日経225 20,555.29 195.59
TOPIX 1,542.72 12.99
CSI300(中国) 3,127.99 60.21
FTSE100(英) 6,895.02 40.00
DAX(独) 10,891.79 35.88
NYダウ(米) 24,065.59 155.75
S&P500(米) 2,610.30 27.69
NASDAQ(米) 7,023.84 117.92

■金利

Country 利回り 前日比
米10年債 2.717 0.012
日本10年債 0.010 0.000
英10年債 1.258 -0.039
独10年債 0.206 -0.025

■コモディティ価格

Commodities 引値 前日比
NY金(期近) 1,288.40 -2.90
NY原油(期近) 52.11 1.60

source bloomberg.co.jp (株価、金利、コモディティ価格)

■本日の指標発表予定
FX経済指標08:30 豪 1月ウエストパック消費者信頼感指数
FX経済指標08:50 日本 11月機械受注 m/m
FX経済指標08:50 日本 12月国内企業物価指数 m/m
FX経済指標13:30 日本 11月第三次産業活動指数 m/m
FX経済指標16:00 ドイツ 12月消費者物価指数(CPI)改定値 m/m
FX経済指標17:40 ノボトニー・オーストリア中銀総裁講演
FX経済指標18:15 カーニー英中銀(BoE)総裁議会証言
FX経済指標18:30 英国 12月消費者物価指数(CPI) m/m
FX経済指標18:30 英国 12月小売物価指数(RPI) m/m
FX経済指標18:30 英国 12月生産者物価指数(除食品、エネルギー) y/y
FX経済指標22:30 米国 12月輸入物価指数 m/m
FX経済指標22:30 米国 12月輸出物価指数 m/m
FX経済指標00:00 米国 1月NAHB住宅市場指数
FX経済指標04:00 米国 米地区連銀経済報告(ベージュブック)
FX経済指標04:00 英国 英内閣不信任決議案の採決

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2019年1月15日 (火)

おはようございます。本日はいよいよ英議会の離脱協定案の採決ですね。2016年6月の国民投票の前も残留への見通しでポンドが上昇、結果を見て大幅な下落となったことを思い出します。その時ほどのインパクトはありませんが、合意なき離脱となると、シナリオが見えにくく、それなりの市場の反応はあるような気がします。ポンドの変動に巻き込まれないようにしたいですね。ポンド以外では押したところは拾うイメージでしょうか。

■三極通貨(ドル、ユーロ、円)
週明けの東京市場はドル/円が108.48円、ユーロ/円が124.32円、ユーロ/ドルが1.1456ドルでオープン。本邦が成人の日で休場の中、アジアの株価が下落、中国の貿易収支の冴えない内容となったことから、欧州の株価も下落、ロンドン時間にはドル/円が107.99円、ユーロ/円は123.76円まで下落、ユーロ/ドルは1.14ドル台後半で推移していたものの、ユーロ/円の下落に連れて1.1449ドルまで一時下落する場面がありました。NY時間には米長期金利が上昇に転じたことでドルを買い戻す動きがみられて、ドル/円が108.34円、ユーロ/円が124.32円、ユーロ/ドルが1.1478ドルまで上昇しましたが、米株価が下落したこともあり戻りは売られました。クローズはドル/円が108.13円、ユーロ/円が124.01円、ユーロ/ドルが1.1466ドル。

■他通貨
ポンド/円が139.43円、ポンド/ドルが1.2846ドルでオープン。アジアや欧州の株価が下落、英議会の離脱協定案の採決を翌日に控える中でポンド売りが先行、ロンドン時間序盤にはポンド/円が138.58円、ポンド/ドルが1.2817ドルまで下落しました。メイ英首相は「我々は国民投票の結果を遂行する義務がある」「議会の中には、ブレグジット(英国の欧州連合からの離脱)を延期させたい議員がいる」などと発言、NY午後には離脱派の議員がメイ首相の案を支持するとの報道(後に否定)があり、ポンド/円が140.01円、ポンド/ドルが1.2927ドルまで急騰しましたが、終盤にはポンド/円が139.20円付近、ポンド/ドルが1.2850ドル付近までお震度されました。クローズはポンド/円が139.11円、ポンド/ドルが1.2857ドル。

豪ドル/円が78.23円、豪ドル/米ドルが0.7206ドルでオープン。アジアの株価が下落、中国の貿易収支もさえない内容となり、ロンドン時間序盤には豪ドル/円gな77.56円、豪ドル/米ドルが0.7174ドルまで下落しました。ロンドン時間にはジワリと下値を切り上げ、トランプ米大統領が「中国との通商協議は合意に達するだろう」「対中協議の順調さが株式相場を上昇させる」などと発言したことなどでNY時間午後には豪ドル/円が78.09円、豪ドル/米ドルが0.7208ドルまで上昇しましたが、上昇のけん引役となったポンドが上げ幅を縮小すると、豪ドルも小幅ながら押し戻されました。クローズは豪ドル/円が77.80円、豪ドル/米ドルが0.7191ドル。

■前日の主な指標結果と発言
・中国 12月貿易収支(米ドル): 570.6億 (予想 515.3億)
・ドイツ 12月卸売物価指数(WPI) m/m: -1.2% (前回 0.2%)
・ユーロ圏 11月鉱工業生産 m/m: -1.7% (予想 -1.5%)
・李中国首相:2019年の中国経済は、下振れリスクに直面する可能性が高い。
・メイ英首相:我々は国民投票の結果を遂行する義務がある。議会の中には、ブレグジット(英国の欧州連合からの離脱)を延期させたい議員がいる。
・ルメール仏経済・財務相:2019年もマクロン政権の経済政策を推進していく。
・トランプ米大統領:中国との通商協議は合意に達するだろう。対中協議の順調さが株式相場を上昇させる。政府機関を一時的に再開させるという上院議員からの提案は断った。
・バラッカー・アイルランド首相:英国が合意なき離脱を選択することはないだろう。明日の英議会投票後に現状を再評価する。
・メイ英首相:バックストップ案への拒否は合意なき離脱を意味する。合意なき離脱は英国の危機となる。
・クラリダ米FRB副議長:12月の利上げは正しい選択。米経済は好調であり、FRBは辛抱強くなれる。FOMCの政策は会合ごとに決められる。
※m/m = 前月比、q/q = 前期比、y/y = 前年比

■為替

通貨ペア 引値 前日比 前日比(%)
USD/JPY 108.130 -0.408 -0.38%
EUR/JPY 124.011 -0.409 -0.33%
GBP/JPY 139.112 -0.261 -0.19%
AUD/JPY 77.798 -0.480 -0.61%
NZD/JPY 73.720 -0.442 -0.60%
EUR/USD 1.14655 0.00053 0.05%
GBP/USD 1.28573 0.00194 0.15%
AUD/USD 0.71914 -0.00195 -0.27%
NZD/USD 0.68169 -0.00145 -0.21%

source: uedaharlowfx

■三極(ドル、ユーロ、円)の1時間足
UHChartsource:uedaharlowfx UH StandardChart
※チャート、文中およびクローズの為替レートは上田ハーローFXでの提示レート(Bid)です。

■株価

Index 引値 前日比
日経225 20,359.70 --
TOPIX 1,529.73 --
CSI300(中国) 3,067.78 -27.00
FTSE100(英) 6,855.02 -63.16
DAX(独) 10,855.91 -31.55
NYダウ(米) 23,909.84 -86.11
S&P500(米) 2,582.61 -13.65
NASDAQ(米) 6,905.91 -65.56

■金利

Country 利回り 前日比
米10年債 2.701 0.000
日本10年債 0.010 --
英10年債 1.297 0.007
独10年債 0.231 -0.008

■コモディティ価格

Commodities 引値 前日比
NY金(期近) 1,291.30 1.80
NY原油(期近) 50.51 -1.08

source bloomberg.co.jp (株価、金利、コモディティ価格)

■本日の指標発表予定
FX経済指標08:50 日本 12月マネーストックM2 y/y
FX経済指標16:45 フランス 12月消費者物価指数(CPI)改定値 m/m
FX経済指標16:45 フランス 11月財政収支(ユーロ)
FX経済指標19:00 ユーロ圏 11月貿易収支(季調済:ユーロ)
FX経済指標21:00 JPモルガン・チェース第4四半期決算
FX経済指標22:00 ウェルズ・ファーゴ第4四半期決算
FX経済指標22:30 米国 12月生産者物価指数(PPI) m/m
FX経済指標22:30 米国 1月NY連銀製造業景気指数
FX経済指標00:00 ユーロ圏 ドラギECB総裁講演
FX経済指標01:30 カシュカリ米ミネアポリス連銀総裁講演
FX経済指標03:00 ジョージ米カンザスシティー連銀総裁講演
FX経済指標03:00 カプラン米ダラス連銀総裁講演

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2019年1月14日 (月)

おはようございます。本日は成人の日ですね。私が居住している市では、式典は昨日実施されました。 成人式
新成人の皆さんの活躍に期待です。

いよいよ今週は英議会での離脱協定案を巡っての採決ですね。議会も迷走しているようですし、英国なので不透明です。不要な乱高下に免れないようにシミュレーションとポジション管理をしっかりしておくことが肝要だと思います。ドル円は108円前半では底堅い動きとなっているようですので、押したところは拾う感覚ですが、戻りも109円が重いようなので、素直にレンジのストラテジーだと思います。

■三極通貨(ドル、ユーロ、円)
ドル/円が108.39円、ユーロ/円が124.67円、ユーロ/ドルが1.1497ドルでオープン。利益確定のドル売り、クラリダ米FRB副議長が「FRBは辛抱強くなれる」などと発言したことで小幅な下落となりましたが、本邦3連休を前にした仲値のドル買いから108円台前半で底堅く推移、ユーロ/ドルは1.1530ドル付近までジワリと上昇、ユーロ/円も124.90円付近まで上昇後に底堅い動きとなりました。ロンドン時間には英議会の採決を来月に控えて上下動した影響から、ユーロ/ドルは1.1515ドル付近から1.1540ドル付近、ユーロ/円は125円手前から124.75円付近で上下、ドル/円は108.30円付近まで小幅下落となりました。NY時間に発表された米消費者物価指数(CPI)が市場予想通りだったことで米長期金利が低下、ドル/円は一時108.20円を割り込みました。その後、目立った材料は見当たらないものの、ユーロにまとまった売りが持ち込まれて、ユーロ/ドルが1.1457ドル、ユーロ/円は124.23円まで下落、ドル/円は108.58円まで上昇し、NY午後はこの水準で小幅な動きに留まりました。クローズはドル/円が108.54円、ユーロ/円が124.42円、ユーロ/ドルが1.1460ドル。

■他通貨
ポンド/円が138.15円、ポンド/ドルが1.2740ドルでオープン。英議会でEUと合意した離脱協定案の採決を15日に控える中で、ロンドン時間序盤にはポンド/円が137.62円、ポンド/ドルが1.2707ドルまで売り込まれる場面がありました。その後、英議会で否決された場合に、「複数の閣僚が離脱が延長されると予想」との一部報道(英紙紙イブニング・スタンダード)を受けて反発、NY時間午後にかけて買い戻しが続き、ポンド/円は139.46円、ポンド/ドルは1.2864ドルまで上昇しました。クローズはポンド/円が139.37円、ポンド/ドルが1.2838ドル。

豪ドル/円が77.87円、豪ドル/米ドルが0.7180ドルでオープン。小売売上高がクリスマス商戦などで市場予想を上振れしていたことや米ドルの軟調地合いから、ロンドン時間午前には豪ドル/円が78.33円、豪ドル/米ドルが0.7233ドルまで上昇しましたが、ロンドン時間でのユーロの下落から、米ドル買いとなり、豪ドル/米ドルが0.7182ドル、豪ドル/円が77.92円まで下落しました。NY時間には米株価が下落したものの、終盤にかけては下げ幅を縮小する動きがみられました。クローズは豪ドル/円が78.28円、豪ドル/米ドルが0.7211ドル。

■前日の主な指標結果と発言
・ムニューシン米財務長官:劉鶴・中国副首相、今月中に通商協議で訪米の可能性が高い。
・日本 11月全世帯家計調査・消費支出 y/y: -0.6% (予想 -0.1%)
・日本 11月国際収支・経常収支(季調済:円): 1兆4387億 (予想 1兆1234億)
・日本 11月国際収支・貿易収支: -5591億 (予想 -6126億)
・クラリダ米FRB副議長:経済への逆風が持続する場合、FRBはそれを相殺する政策で対応すべき。世界経済の見通しはここ数カ月で若干鈍化、金融状況はタイトに。FRBは辛抱強くなれる。2019年の経済動向を見守る。資産縮小の戦略を変更することは躊躇しない。米経済の現状は好ましい、トレンドを上回る成長が続く見込み。世界経済の減速が米国に影響するまで政策対応を待つ必要はない。
・: (予想)
・豪 11月小売売上高 m/m: 0.4% (予想 0.3%)
・トランプ米大統領:壁建設の合意がなければ非常事態宣言をする公算が高い。議会と取引できるだろう。
・日本 12月景気ウオッチャー調査-現状判断DI: 48.0 (予想 50.7)
・日本 12月景気ウオッチャー調査-先行キ判断DI: 48.5 (予想 51.4)
・アルトマイヤー独経済・エネルギー相:ポンド安は独輸出企業に害を及ぼす。
・ハント英外務相:ブレグジットはメイ首相の案のみしかない。この投票に勝てないことは完全に許容できない。ブレグジットが出来ない場合は、根本的な違反になる。内閣は合意なきブレグジットにならないように全力を傾けている。
・ユンケル欧州委員長:まだブレグジットの交渉がまとまると望んでいる、合意できないと最悪なことになる。ブレグジットが承認されるために全ての努力が必要だ。
・英国 11月商品貿易収支(ポンド): -120.23億 (予想 -114.00億)
・英国 11月貿易収支(ポンド): -29.04億 (予想 -28.00億)
・英国 11月鉱工業生産指数 m/m: -0.4% (予想 0.2%)
・英国 11月製造業生産指数 m/m: -0.3% (予想 0.3%)
・英国 11月月次国内総生産(GDP) m/m: 0.2% (予想 0.1%)
・ノボトニー・オーストリア中銀総裁:トランプ米大統領や中国など様々なリスクが見受けられる。成長率は緩やかだが、ポジティブな領域だ。最近の経済指標が予想よりも悪いのは明らかだ。貸出条件付き長期資金供給オペ(TLTRO)の決定をするのは時期尚早。依然として今年の利上げは想像できる。第4四半期の独の成長率はかなり低くなるだろう。
・マクチ・スロバキア中銀総裁:欧州圏経済に対する楽観的な考えは弱まっている。弱い独の経済指標がリセッションということにはならない。成長は弱まっている、経済指標は下方トレンドにある。
・米国 12月消費者物価指数(CPI) y/y: 1.9% (予想 1.9%)
・米国 12月消費者物価指数(CPIコア指数) y/y: 2.2% (予想 2.2%)
※m/m = 前月比、q/q = 前期比、y/y = 前年比

■為替

通貨ペア 引値 前日比 前日比(%)
USD/JPY 108.538 0.146 0.13%
EUR/JPY 124.420 -0.252 -0.20%
GBP/JPY 139.373 1.183 0.86%
AUD/JPY 78.278 0.402 0.52%
NZD/JPY 74.162 0.717 0.98%
EUR/USD 1.14602 -0.00368 -0.32%
GBP/USD 1.28379 0.00930 0.73%
AUD/USD 0.72109 0.00305 0.42%
NZD/USD 0.68314 0.00553 0.82%

source: uedaharlowfx

■三極(ドル、ユーロ、円)の1時間足
UHChartsource:uedaharlowfx UH StandardChart
※チャート、文中およびクローズの為替レートは上田ハーローFXでの提示レート(Bid)です。

■株価

Index 引値 前日比
日経225 20,359.70 195.90
TOPIX 1,529.73 7.72
CSI300(中国) 3,094.78 22.09
FTSE100(英) 6,918.18 -24.69
DAX(独) 10,887.46 -34.13
NYダウ(米) 23,995.95 -5.97
S&P500(米) 2,596.26 -0.38
NASDAQ(米) 6,971.48 -14.59

■金利

Country 利回り 前日比
米10年債 2.697 -0.045
日本10年債 0.010 -0.015
英10年債 1.290 0.016
独10年債 0.239 -0.016

■コモディティ価格

Commodities 引値 前日比
NY金(期近) 1,289.50 2.10
NY原油(期近) 51.59 -1.00

source bloomberg.co.jp (株価、金利、コモディティ価格)

■本日の指標発表予定
FX経済指標未定 中国 12月貿易収支(米ドル)
FX経済指標16:00 ドイツ 12月卸売物価指数(WPI) m/m
FX経済指標19:00 ユーロ圏 11月鉱工業生産 m/m

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2019年1月13日 (日)

おはようございます。民法の改正が順次施行され、まずは遺言書作成のルールが緩和されます(私個人には関係ないですが)。渋滞すべて手書きだった目録のパソコンでの作成や預金通帳、登記簿謄本のコピーの使用が認められています。遺言者の負担が減ることや記載ミスを防げることに繋がれば相続での争いが軽減されるかもしれませんね。ただ、残された家族が無用な争いをしないように、費用は掛かりますが、プロに立ち会ってもらう公証人役場での公正証書の作成がベストでしょうね。

週末はドル円は108円台ミドル付近で終わっていますので、月曜朝のフラッシュ・クラッシュのリスクは小さくなったと思います。もっとも1/3で円ショートは大方吐き出されてしまいましたので、早々、急落にはならないと思います。今週はポンド以外の通貨は英議会の採決での波乱に巻き込まれないように、証拠金を厚く積む(レバレッジ5倍程度に抑える)などは取っておいたほうが良いと思います。

■今週の予想レンジ

Ccy Low(下) ~ High(上)
ドル/円 106 ~ 109.8
ユーロ/円 122.6 ~ 125.8
ポンド/円 135.6 ~ 142.8
豪ドル/円 75.9 ~ 79.6
NZドル/円 72.4 ~ 75.6
南アランド/円 7.65 ~ 7.95
中国人民元/円 15.8 ~ 16.25
香港ドル/円 13.7 ~ 14
ユーロ/ドル 1.134 ~ 1.157
ポンド/ドル 1.254 ~ 1.302
豪ドル/米ドル 0.711 ~ 0.733
NZドル/米ドル 0.673 ~ 0.688

【今週の見通し】
先週は当初7-8日予定されていた次官級の米中貿易協が3日間となり、中国は貿易担当閣僚などが参加、米中両国が進展があったと発言、市場心理は改善しました。また、トランプ米大統領はテレビ演説で国境の壁建設を巡る非常事態宣言の発言は行われませんでした。更に複数の米金融当局者が利上げに対して慎重な見方が示されたことで米株価が堅調地合いとなったことで円の売戻しに繋がっています。

今週も米政府閉鎖が続くことが予想されるため、米小売売上高などの発表が延期される可能性があり、ポンド以外では手掛かりが限られる展開が予想されます。そのため、1/15(火)の英議会での採決は警戒を要するものの、方向感が掴みにくいためレンジの動きを予想しています。

【通貨ペア週間騰落率】 ※図をクリックすると拡大します。source: uedaharlowfx

【ドル】
政府閉鎖は22日を超えてきています。メキシコとの国境の壁建設を巡ってはトランプ米大統領が非常事態宣言も辞さない構えで強硬姿勢を崩さず、下院で過半数を奪還した民主党も姿勢を崩さず、事態打開の目処は立っていません。一方で米中貿易協議は週末にムニューシン米財務長官が「劉鶴・中国副首相、今月中に通商協議で訪米の可能性が高い」と米中貿易協議の進展を印象付ける発言を行っていますので期待を持っていることで円売り地合いは継続しやすいと思います。ただ、米政府閉鎖による米貿易収支の発表がないため、中国貿易統計が注目されやすく、黒字が増加していると摩擦再燃の懸念、黒字が減少していると景気減速懸念でのリスク回避の動きが出てくる可能性があります。また、1/15(火)に予定されている英とEUの離脱協定案の議会採決で否決された場合には、一時的にリスク回避の円買いに繋がる可能性があります。この場合、1/3に円が急騰していることで、フラッシュ・クラッシュのような急激な円高に繋がる可能性は低いと思われます。経済指標ではNY連銀製造業景気指数、小売売上高(発表されない可能性あり)、ベージュブックなどが手掛かりとみられますが、景況感の悪化や米景気に対して減速が示されていた場合には米長期金利の低下からドル売りに繋がるものと思いますが、方向感を決定づけるには至らず、108円台を中心とした上下1円程度のレンジに留まるのではないでしょうか。

先週は109円飛び台で2回戻りを押さえられる一方で108円割れは拾われる狭いレンジの動きとなりました。日足/一目/転換線(107.80円)が切り下がっているため、この水準でサポートされる可能性は高いと思われます。また、回帰トレンド-2σ(109.22円)からはしてに位置していますので、基準線(109.48円)付近が戻りのレジスタンスとみています。

【ユーロ】
材料が少ない中、米中貿易協議の進展期待や米ドルの下落から相対的にユーロは上昇、ユーロ/ドルは一時1.15ドル台後半まで上昇しましたが、週後半には1.14ドル台に押し戻されています。ユーロ/円は125円台に一時上昇したものの、こちらも週後半に124円ミドル割れまで上げ幅を縮小しました。ECB理事会の議事要旨では、「不確実な環境のなか、リスクが巡ってきている」「金利のガイダンスは優先手段」「GDP見通しの引き下げはリスクが均衡していることを正当化。ユーロ圏の経済活動のリスクは下向き」と景気減速を肯定するような内容となっており、ノボトニー・オーストリア中銀総裁は週末に「トランプ米大統領や中国など様々なリスクが見受けられる」「成長率は緩やかだが、ポジティブな領域だ」「最近の経済指標が予想よりも悪いのは明らかだ。貸出条件付き長期資金供給オペ(TLTRO)の決定をするのは時期尚早」「依然として今年の利上げは想像できる。第4四半期の独の成長率はかなり低くなるだろう」と市場に出ている資金供給や利上げの先送りを牽制した形となっています。ただ、フランスではマクロン大統領の政策へ抗議するデモが続いており、EUの安定が不安視される事態となると、ユーロの下振れリスクが高まる可能性があります。経済指標もユーロ圏の鉱工業生産や建設支出、ドイツとユーロ圏の消費者物価指数の改定値の発表が予定されている程度となりますので、ドルと相対的な動きとなると思います。他方、英と合意したEU離脱協定案が英議会で否決された場合には、一時的にユーロ売りとなる可能性があります。また、3日以内にメイ英首相が提出する代替案次第ではポンド売りからの欧州通貨の下振れ懸念もありそうです。

ユーロドルは日足/一目/雲を一時上抜けたものの、回帰トレンド+2σを上抜けたところでレジストされて、雲の中に押し戻されました。先週高値(1.1569ドル)の上抜けを試す可能性があり、雲上限が切り下がってくるため、雲(1.1358-1.1416ドル)付近ではサポートされる公算が大きいと思います。
ユーロ円は日足/一目/基準線(124.10円)がサポートとなり、回帰トレンド-2σ(123.67円)の上は維持されました。ただし、昨年12/26安値(125.46円)に届かず、124円台でのレンジにとどまっています。引き続き回帰トレンド-2σと125円台ミドル付近でのレンジになるのではないでしょうか。

【ポンド】
EUと合意した「離脱協定案」の採決が15日(火)に実施されます。先週再開された英議会では、8日に「政府は議会の承認なしに無秩序なEU離脱を決定できない」とする案が僅差で可決されたものの、9日には否決された場合には、3日以内に代替案を提出する必要がある(従来は21日以内)が可決するなど、不透明感が増しています。承認の場合は3/29の離脱、移行期間入りとなりますが、否決された場合に3日以内に政府から代替案の審議・採決、出なかった場合には、議合意なき離脱の承認が採決されることになりそうですが、ここで否決されるとメイ英首相も八方塞がりとなり、2回目の国民投票か、解散総選挙の実施に踏み切らざるを得ないものと思います。ユンケル欧州委員長は「まだブレグジットの交渉がまとまると望んでいる、合意できないと最悪なことになる」「ブレグジットが承認されるために全ての努力が必要だ」と発言、EUはアイルランドのハードボーダーを巡っての議論の余地はないことを示ししています。市場では、なお議会が離脱協定案を承認するとの期待が持たれているため、否決された場合には一定のポンド売りが出てきそうです。今週は消費者物価指数(CPI)や小売売上高指数の発表がありますが、政治的な動きが優先されるため、指標への反応は限られそうです。

ポンドドルはジワリと上昇、日足/一目/遅行線がロウソク足の上に抜け出ました。また、切り下がってくる雲に入りかけているため、雲がレジスタンスとなれば反落して1.26ドル割れを試す、1/3安値(1.2413ドル)からさらに下を探る展開、雲の上抜けると12/12からの上昇トレンドが継続することになると思われます。昨年11/7高値(1.3173ドル)付近まで上昇する可能性があります。
ポンド円は5日移動平均線を回復後は、同線でのサポートが続いています。ただ、140円には届いていないため、21日移動平均線(139.92円)を上抜けられれば142円台、押さえられれば日足/一目/転換線(136.66円)を下抜ける可能性があります。

【豪ドル】
米中貿易協議の進展期待や米の金融当局者が利上げに慎重姿勢を示したこと、米FOMC議事要旨の内容がハト派的だったことで米株価が確りした動きなったことで、豪ドルも堅調地合いとなりました。今週は、週初に中国貿易収支の発表がありますので輸入や輸出の動向に注目となります。豪ではウエストパック消費者信頼感指数、住宅ローン件数の発表が予定されているため、インパクトは小さいものの、市場はこれらを手掛かりに動くものと思います。一方で、「離脱協定案」の英議会審議は仮に否決されたとしても豪ドルへ与える影響は軽微となると予想しています。一時的な急落には備える必要があるかもしれませんが、むしろ、突っ込みが大きければ買う動きでもよいのではないでしょうか。

豪ドル米ドルは日足/一目/遅行線が雲の上に抜け出ました。ロウソク足も雲の中に僅かに突入、雲(0.7205-0.7280ドル)の上抜けを試しそうです。その一方で、ストキャスティクス(スロー)は高位張り付きの兆候が出ていますので、当面は堅調地合いの継続が予想されます。ただ、雲がレジスタンスとなった場合には、ストキャスティクス(スロー)のデッドクロスとなり下落圧力が出てくると思います。
豪ドル円は日足/一目/基準線(76.60円)をサポートとして21日移動平均線(78.41円)手前まで上昇してきています。21日移動平均線を上抜けると55日移動平均線(80.51円)が見えてきます。ただ、ストキャスティクス(スロー)はデッドクロスしていないものの、%Dは90を超えており、SDも90と高い水準にあるため、79円台から80円にかけてはレジスタンスされる可能性があります。

【USDJPY/EURJPY/GBPJPY/AUDJPYチャート】 ※図をクリックすると拡大します。source: UH Standard Chart

【日、週、月、年データ】 ※表をクリックすると拡大します。source: uedaharlowfx

■重要イベント ※表をクリックすると拡大します。

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