2018年7月31日 (火)

おはようございます。今週のFXアストロロジー:メリマンレポートでは、ドル円は"上昇トレンド"から"ニュートラル"に格下げされました。サイドの上昇トレンドへの格上げのポイントは111円後半です。また、水星と火星が逆行中です。今週のストラテジーはお客様限定のレポートを参照してください。

本日は日銀金融政策決定会合、黒田日銀総裁の記者会見があります。展望レポートの公表もあり、日銀が政策の微調整を行うかが注目されます。ただ、憶測記事で先週振り回されていますので、市場に出回っている内容であれば、円高も一時的に留まると思われます。むしろ、日米通商協を8月中に控えていることでのトランプ米大統領の「揺さぶり」が近いうちに出てくることへの警戒をしておいたほうがよさそうです。

■三極通貨(ドル、ユーロ、円)
ドル/円が110.93円、ユーロ/円が129.32円、ユーロ/ドルが1.1655ドルで週末のクローズとほぼ変わらずの静かなオープンとなりました。日銀金融政策決定会合を翌日に控えていたものの、東京時間午後にかけて円がジワリと売られてドル/円は111.15円まで小幅上昇しました。日銀はこの日も指値オペを行いましたが市場への影響は限定的となりました。ロンドン、NY時間ではドイツ7月消費者物価指数が市場予想を下回る前月比0.3%にとどまったものの、ユーロ買いが先行、NY時間午後にはユーロ/円が130.05ドル、ユーロ/ドルが1.1717ドルまで上昇しました。ドル/円は方向感なく111円を挟んだ動きに終始しました。クローズはドル/円が110.99円、ユーロ/円が129.92円、ユーロ/ドルが1.1701ドル。

■他通貨
ポンド/円が145.37円、ポンド/ドルが1.3101ドルでオープン。英消費者信用残高が16億ポンドへ増加していましたが、こちらはいつも通り材料視されず、ユーロが堅調地合いとなったことで、ポンドもしっかりした動きになりました。NY時間午前にはポンド/円が145.91円、ポンド/ドルが1.3150ドルまで上昇する場面がありました。クローズはポンド/円が145.75円、ポンド/ドルが1.3125ドル。
豪ドル/円が82.09円、豪ドル/米ドルが0.7398ドルでオープン。手掛かりとなる材料に乏しいことで全般的に狭いレンジも動きとなりましたが、NY時間午前にはドル売りの流れから、豪ドル/米ドルが0.7411ドルまで上昇する場面がみられましたが、小動きの域は抜け出せませんでした。クローズは豪ドル/円が82.18円、豪ドル/米ドルが0.7398ドル。

■前日の主な指標結果と発言
・日本 6月小売業販売額 y/y: 1.8% (予想 1.6%)
・日本 6月百貨店・スーパー販売額(既存店) y/y: 1.5% (予想 1.6%)
・日銀金融市場局:指し値オペは、このところの長期金利動向を踏まえて、長期金利の操作目標を0%程度とする市場調節方針を実現するために実施
・南ア 6月マネーサプライM3 y/y: 5.77% (予想 5.8%)
・スイス 7月KOF景気先行指数: 101.1 (予想 101.5)
・英国 6月消費者信用残高(ポンド): 16億 (予想 13億)
・英国 6月マネーサプライM4 y/y: 1.7% (前回 1.8%)
・ユーロ圏 7月経済信頼感: 112.1 (予想 112.0)
・ユーロ圏 7月消費者信頼感確定値: -0.6 (予想 -0.6)
・ドイツ 7月消費者物価指数(CPI)速報値 m/m: 0.3% (予想 0.4%)
・米国 6月住宅販売保留指数 m/m: 0.9% (予想 0.1%)
※m/m = 前月比、q/q = 前期比、y/y = 前年比

■為替

通貨ペア 引値 前日比 前日比(%)
USD/JPY 110.991 -0.005 0.00%
EUR/JPY 129.924 0.539 0.42%
GBP/JPY 145.747 0.208 0.14%
AUD/JPY 82.177 -0.008 -0.01%
NZD/JPY 75.623 0.229 0.30%
EUR/USD 1.17010 0.00438 0.38%
GBP/USD 1.31249 0.00143 0.11%
AUD/USD 0.73977 -0.00054 -0.07%
NZD/USD 0.68100 0.00173 0.25%

source: uedaharlowfx

■三極(ドル、ユーロ、円)の1時間足
FXChartsource:uedaharlowfx UH StandardChart
※チャート、文中およびクローズの為替レートは上田ハーローFXでの提示レート(Bid)です。

■株価

Index 引値 前日比
日経225 22544.84 -167.91
FTSE100(英) 7700.85 -0.46
DAX(独) 12798.20 -62.20
NYダウ(米) 25306.83 -144.23
S&P500(米) 2802.60 -16.22
NASDAQ(米) 7630.00 -107.41

■金利

Country 利回り 前日比
米10年債 2.973 0.019
日本10年債 0.100 0.005
英10年債 1.343 0.063
独10年債 0.446 0.042

■コモディティ価格

Commodities 引値 前日比
NY金(期近) 1221.30 -1.70
NY原油(期近) 70.13 1.44

source bloomberg.co.jp (株価、金利、コモディティ価格)

■本日の指標発表予定
FX経済指標07:45 NZ 6月住宅建設許可件数 m/m
FX経済指標08:01 英国 7月GFK消費者信頼感調査
FX経済指標08:30 日本 6月失業率
FX経済指標08:30 日本 6月有効求人倍率
FX経済指標08:50 日本 6月鉱工業生産速報値 m/m
FX経済指標10:00 中国 7月製造業PMI
FX経済指標10:00 NZ 7月NBNZ企業信頼感
FX経済指標10:30 豪 6月住宅建設許可件数 m/m
FX経済指標未定 日本 日銀金融政策決定会合終了後政策金利発表
FX経済指標未定 日本 日銀展望レポート
FX経済指標14:00 日本 6月新設住宅着工戸数 y/y
FX経済指標14:00 日本 7月消費者態度指数・一般世帯
FX経済指標15:30 日本 黒田東彦日銀総裁定例記者会見
FX経済指標15:45 フランス 7月消費者物価指数(CPI)速報値 m/m
FX経済指標16:55 ドイツ 7月失業者数 m/m
FX経済指標16:55 ドイツ 7月失業率
FX経済指標18:00 ユーロ圏 7月消費者物価指数(HICP)速報値 y/y
FX経済指標18:00 ユーロ圏 4-6月期GDP速報値 q/q
FX経済指標18:00 ユーロ圏 6月失業率
FX経済指標19:00 日本 外国為替平衡操作の実施状況(介入実績)
FX経済指標21:00 南ア 6月貿易収支(ランド)
FX経済指標21:30 カナダ 6月鉱工業製品価格 m/m
FX経済指標21:30 カナダ 6月原料価格指数 m/m
FX経済指標21:30 カナダ 5月月次GDP m/m
FX経済指標21:30 米国 4-6月期雇用コスト指数 q/q
FX経済指標21:30 米国 6月個人消費支出(PCE) m/m
FX経済指標21:30 米国 6月個人所得 m/m
FX経済指標22:00 米国 5月ケース・シラー米住宅価格指数
FX経済指標22:45 米国 7月シカゴ購買部協会景気指数
FX経済指標23:00 米国 7月消費者信頼感指数(コンファレンス・ボード)
※m/m = 前月比、q/q = 前期比、y/y = 前年比

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2018年7月30日 (月)

おはようございます。今日、明日と日銀金融政策決定会合、そのあと31-1は米公開市場委員会(FOMC)と金融政策が並びます。海外勢は日銀の政策微調整に期待を寄せているようで明日にかけては円高の圧力がかかりやすくなっていると思われます。個人的には日銀は動けないとみていますが、微調整と受け取られない範囲で、少し柔軟性を持たせる方策を模索しているかもしれません。ただ、性格会合後は円が売り戻されると予想していますので、本日の下落したところはドルを拾ってもいいのではないかと思います。

■三極通貨(ドル、ユーロ、円)
ドル/円が111.19円、ユーロ/円が129.45円、ユーロ/ドルが1.1639ドルでオープン。日本の10年債利回りに上昇圧力がかかり0.1%を超えたことでドル/円は110.91円、ユーロ/円は129.19円まで下落、ユーロ/ドルは1.1654ドルまで上昇しましたが、日銀が指値オペを実施したことで、ロンドン時間にはドル/円が111.20円まで反発したものの、ユーロ/ドルが下落したことから、ユーロ/円は129円台前半でのレンジの動きとなりました。NY時間には米4-6月期実質GDPが市場予想通りだったことで、事前のクドロー米NEC委員長、トランプ米大統領の期待発言からドルは失速、米10年債利回りの低下委もあり、ドル/円は110.80円まで下落、ユーロ/ドルは1.1661ドル、ユーロ/円は129.40円まで上昇しました。クローズはドル/円が111.00円、ユーロ/円が129.39円、ユーロ/ドルが1.1657ドル。

■他通貨
ポンド/円が145.69円、ポンド/ドルが1.3099ドルでオープン。日本の10年債利回り上昇から、円に上昇圧力がかかり、ポンド/円は145.39円まで下落、ユーロ/ドルは1.3102ドルまで下落、日銀の指値オペからロンドン時間には高下に振れる場面がありましたが、ポンド/円は145.30-50円付近でのレンジの動き、ポンド/ドルは1.3080-1.3120ドルの間でのレンジの動きとなりました。米4-6月期実質GDPが市場予想通りだったことを受けてポンド/ドルが1.3129ドルまで上昇、ポンド/円も145.70円まで連れ高となりましたが、米10年債利回りの低下からドル/円が下落すると、ポンド/円は145.26円まで下落しました。クローズはポンド/円が145.54円、ポンド/ドルが1.3111ドル。
豪ドル/円が82.00円、豪ドル/米ドルが0.7371ドルでオープン。日本の10年債利回りの上昇から、豪ドル/円が81.86円まで一時的に下落したものの、82円前後での小動き、豪ドル/米ドルが0.7375ドル付近での小動きとなりました。日銀の指値オペから小幅円が売られましたが、NY時間には4-6月期実質GDPが市場予想通りだったことで、豪ドル/円が82.29円、豪ドル/米ドルが0.7413ドルまで反発しました。クローズは豪ドル/円が82.19円、豪ドル/米ドルが0.7403ドル。

■前日の主な指標結果と発言
・日本 7月東京都区部消費者物価指数(除生鮮食料品) y/y: 0.8% (予想 0.7%)
・豪 4-6月期生産者物価指数(PPI) q/q: 0.3% (前回 0.5%)
・フランス 4-6月期GDP速報値 q/q: 0.2% (予想 0.3%)
・ドイツ 6月輸入物価指数 m/m: 0.5% (予想 0.2%)
・フランス 6月消費支出 m/m: 0.1% (予想 0.6%)
・日銀関係者:本日の指値オペは長期金利を目標の0%に近づけるため。指値オペの実行は最近の長期金利の動向に反映。
・米国 4-6月期実質GDP速報値 前期比年率: 4.1% (予想 4.1%)
・米国 7月ミシガン大学消費者態度指数確報値: 97.9 (予想 97.1)
・トランプ米大統領:米経済は驚くほどの速度で成長した。第2四半期の数字は本当に持続可能。次の四半期の数字は飛び抜けたものとなるだろう。貿易協定が経済成長をさらに強くするだろう。
・クドロー国家経済会議(NEC)委員長:第3四半期や第4四半期の成長も非常に強くなる。
※m/m = 前月比、q/q = 前期比、y/y = 前年比

■為替

通貨ペア 引値 前日比 前日比(%)
USD/JPY 110.996 -0.193 -0.17%
EUR/JPY 129.385 -0.079 -0.06%
GBP/JPY 145.539 -0.180 -0.12%
AUD/JPY 82.185 0.178 0.22%
NZD/JPY 75.394 0.042 0.06%
EUR/USD 1.16572 0.00177 0.15%
GBP/USD 1.31106 0.00116 0.09%
AUD/USD 0.74031 0.00318 0.43%
NZD/USD 0.67927 0.00187 0.28%

source: uedaharlowfx

■三極(ドル、ユーロ、円)の1時間足
FXChartsource:uedaharlowfx UH StandardChart
※チャート、文中およびクローズの為替レートは上田ハーローFXでの提示レート(Bid)です。

■株価

Index 引値 前日比
日経225 22712.75 125.88
FTSE100(英) 7701.31 38.14
DAX(独) 12860.40 51.17
NYダウ(米) 25451.06 -76.01
S&P500(米) 2818.82 -18.62
NASDAQ(米) 7737.42 -114.77

■金利

Country 利回り 前日比
米10年債 2.960 -0.015
日本10年債 0.095 0.010
英10年債 1.280 0.002
独10年債 0.403 -0.001

■コモディティ価格

Commodities 引値 前日比
NY金(期近) 1223.00 -2.70
NY原油(期近) 68.69 -0.92

source bloomberg.co.jp (株価、金利、コモディティ価格)

■本日の指標発表予定
FX経済指標08:50 日本 6月小売業販売額 y/y
FX経済指標08:50 日本 6月百貨店・スーパー販売額(既存店) y/y
FX経済指標15:00 南ア 6月マネーサプライM3 y/y
FX経済指標16:00 スイス 7月KOF景気先行指数
FX経済指標17:30 英国 6月消費者信用残高(ポンド)
FX経済指標17:30 英国 6月マネーサプライM4 y/y
FX経済指標18:00 ユーロ圏 7月経済信頼感
FX経済指標18:00 ユーロ圏 7月消費者信頼感確定値
FX経済指標21:00 ドイツ 7月消費者物価指数(CPI)速報値 m/m
FX経済指標23:00 米国 6月住宅販売保留指数 m/m
※m/m = 前月比、q/q = 前期比、y/y = 前年比

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2018年7月29日 (日)

こんにちは。昨日、本日と大気が不安定な中、ジョギングに行くのも行くほうですが、しっかりと雨に降られました。ただ、昨日は「カワセミ」をちょっとだけ見ることができましたのでラッキーでした。なかなか写真に撮ることができません。台風は九州に再上陸、台風一過の関東地方は猛暑復活と身体が変化についていけません。皆様もご自愛くださいませ。

■今週の予想レンジ

Ccy Low(下) ~ High(上)
ドル/円 109.7 ~ 112.1
ユーロ/円 128 ~ 131.9
ポンド/円 143.6 ~ 147.9
豪ドル/円 81 ~ 84.1
NZドル/円 73.9 ~ 76.5
南アランド/円 8.2 ~ 8.55
中国人民元/円 16 ~ 16.45
香港ドル/円 14 ~ 14.3
ユーロ/ドル 1.151 ~ 1.184
ポンド/ドル 1.294 ~ 1.329
豪ドル/米ドル 0.731 ~ 0.749
NZドル/米ドル 0.666 ~ 0.689

【今週の見通し】
今週開催される日銀の金融政策会合での微調整のへの憶測で、週前半から「円買い」が意識され、円が主要通貨に対して小幅上昇(エマージングなどでは下落)、トランプ米大統領のドル高牽制は続かず、また、米欧通商協議は欧州の譲歩もあり、険悪なムードや米兵の自動車輸入関税の賦課までは発展しなかったことから、ユーロの大幅な下落は免れました。週末に発表された米4-6月期GDPは米の成長が加速していることが示されたものの、事前にトランプ米大統領らが期待値を引き上げていたこともあり、影響は一時的となりました。

今週は月末月初と日銀の金融政策会合、米の公開市場委員会(FOMC)、英の金融政策委員会(MPC)が開催されます。各々が相場を動かす可能性があり、米ISMや雇用統計、中国Caixin製造業PMIなどの景況感も多数発表されますので、週を通して目が離せません。

【通貨ペア週間騰落率】 ratio※図をクリックすると拡大します。source: uedaharlowfx

【ドル】
トランプ米大統領は4-6月期GDPの強い内容に満足感を示すとともに、7-9月期は一段土成長が加速する可能性を示しました。速報値の発表は10月、米中間選挙を前に、経済面での実績を強調したい考えのようです。一方で、米景気の加速、物価上昇などからの金利とドルの上昇は「ご勘弁を」ということですので、米FOMCでの声明でタカ派的な内容が示された場合には、早々に牽制の発言(tweet)を行ってくるかもしれません。日銀は展望レポートでは、上昇しない物価に対して、物価見通しの下方修正を行う可能性がありますが、同時に長短金利操作付き質的・量的金融緩和政策に対する弊害についての議論を行うことを表明するかもしれません。ただ、日銀としてもETFの構成変更や金融政策の微調整による円高は避けたいところでしょうから、声明、黒田日銀総裁の記者会見では市場に誤解を与えないような丁寧な説明を心がけると思いますので、日銀金融政策決定会合後は円高に歯止めがかかるのではないかと予想しています。

7/19高値(113.15円)から約2.5円の調整となりました。足許では55日移動平均線(110.53円)がサポートと思われることで、短期的にこれを下抜けしたとしても、日足/一目/雲上限(109.80-85円)付近ではサポートされると予想しています。一方で戻りは転換線(111.96円)付近がレジスタンスと思われ、113円までの上昇は難しいのではないでしょうか。

【ユーロ】
トランプ米大統領とユンケル欧州委員会委員長の通商交渉では、欧州が米工業品の関税引き下げ、農産物の輸入拡大などを検討することで一定の譲歩を示したことから、米は自動車への輸入関税賦課についてはいったん棚上げとしたことで、ユーロは買い戻される場面がありましたが、週を通してみると、ユーロ/円では日銀の微調整に対する思惑で下落したことから、ドルに対しても下落となりました。ECB理事会では、ドラギECB総裁が物価の上昇については自信を示したものの、利上げは2019年夏以降から変更がなかったことで、若干の失望売りとなりました。
今週は、製造業やサービス業PMIの改定値に加え、ドイツ消費者物価指数(CPI)やユーロ圏の消費者物価指数(HICP)の発表があります。物価の上昇が示されると、利上げの前倒しに期待が出ることでユーロが堅調となることが予想されますが、米欧の金融政策の違いからはユーロの上昇にも限りがあると思われますので、ユーロ/ドルは1.15ドルから1.18ドル台ミドルのレンジの動きが続くことになるのではないでしょうか。

ユーロドルは55日移動平均線(1.1690ドル)を一時上に抜けたものの、維持できず下に押し戻されました。日足/一目/雲の中には入るものの、雲の厚みがあることでしばらくは上値の重い展開が予想されます。その一方で、下も7/19安値(1.1574ドル)や6/21安値(1.1508ドル)がサポートとみられますので、底堅い動きになりそうです。
ユーロ円は55日移動平均線(129.24円)、日足/一目/雲上限(129.04円)がサポートとなったものの、短期的なトレンドは下方向です。雲下限が128.23円から127.59円まで切り下がっていきますので、この水準までの調整はあるかもしれません。戻りは転換線(130.54円)が超えられるかどうかです。

【ポンド】
主要な経済指標の発表もなく、他の通貨の動きが主導する相場展開となり、米欧の通商協議が欧州側の譲歩で先鋭化しなかったことから反発する場面もありましたが、バルニエEU主席交渉官がメイ英首相の関税案を拒否したことなどから英のEU離脱交渉での合意形成に懸念が高まったことなどもあり、週を通してみるとドルと円に対して下落しました。
今週の英はスーパーサーズデーになります。英中銀(BoE)の金融政策委員会(MPC)、同議事録公表、英中銀(BoE)四半期インフレレポートの公表となります。市場は今回のMPCで英中銀(BoE)が0.25%の利上げを行うとの見方をしていることで、足許での冴えなかった英経済指標で見送られることになれば市場にはサプライズとなります。その一方では、EUとの離脱交渉の行方が不透明なことから、利上げを見送るとの考えもあり、見送ったとしてもポンド安が加速しない可能性もあります。ただ、11月利上げについてはEUとの交渉期限が10月ということで、難しくなるとも割れることで、中期的にポンドの下落に繋がることも予想されます(ポンド安による物価の上昇の可能性があるが)。

ポンド/ドルは7/19安値(1.2955ドル)からは反発、チャネル上限(1.3230ドル)に近づきましたが押し戻されています。下落トレンドが続いていることで、回帰トレンド-2σ(1.2710ドル)付近がサポートとなると思いますし、その手前で下げ止まり、チャネルを上抜けることができれば、日足/一目/雲の中に入っていき、6/7高値(1.3470ドル)付近が目標となると思われます。
ポンド円は日足/一目/雲の下を推移、雲の中に入ることはできませんでした。週後半には雲下限が145.50円付近まで下がってくることから、このタイミングで雲の中に入れるようであれば、55日移動平均線(146.68円)を試す展開になるかもしれません。逆にこのまま雲から下に放れると6/28安値(143.77円)円付近のサポートまでの下落が見えてきそうです。

【豪ドル】
中国人民元の下落継続から、豪ドル売りの心理が強く、豪4-6月期消費者物価指数(CPI)は前年比+2.1%で市場予想に届かなかったことで豪ドルが売られる場面もありましたが、消費者物価指数が2.0%を超えたのは2年半ぶりとなっています。一方で、新興国通貨(南アランド、メキシコペソ)などが堅調推移となるなど、豪ドルはレンジの中でも比較的下値の堅い動きとなりました。
今週は月末月初となりますので、住宅建設許可、貿易収支、小売う売上高など経済指標の発表も出てきます。その中でも貿易収支と小売売上高が注目されることになりそうです。豪準備銀行(RBA)は当面、中立的な金融政策を継続する見通しですが、エネルギーなどの上昇から消費者物価指数が前年比+2.0%を超えた状況が継続する用であれば、利上げを前倒しする可能性も出てきますので、主要な経済指標で強い内容が続けば、豪ドルの反発に繋がるものと思いますが、対ドルでは金融政策のコントラストの違い、対円では日銀の微調整の可能性が取りざたされていることで、週前半は下押し圧力がかかるものと思います。

豪ドル米ドルは0.73ドル付近から、0.7350ドル付近へサポートが切り上がったと思われますが、0.75ドル手前でのレジスタンスは継続しているようです。日足/一目/雲が下がってくることから、下押し圧力が強くなるのか、雲の中に入っていくのかによって方向性が違ってきます。ボリンジャーバンドのバンド幅も狭くなっていることから、抜けた方向にトレンドが出るのではないでしょうか。
豪ドル円は厚みのない日足/一目/雲を挟んでの動きとなりましたが、週末時点では雲の上を回復できませんでした。雲の厚みが増してくることから、雲の下を推移ということになれば、5/9安値(81.12円)付近までの下落に繋がるかもしれません。逆に雲を回復できれば、回帰トレンド+2σ(84.00円)付近を試す可能性があります。

【USDJPY/EURJPY/GBPJPY/AUDJPYチャート】 chart※図をクリックすると拡大します。source: UH Standard Chart

【日、週、月、年データ】 range※表をクリックすると拡大します。source: uedaharlowfx

■重要イベント event※表をクリックすると拡大します。

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2018年7月28日 (土)

おはようございます。本日は台風12号が接近、東から西へと抜けていくようで、被害が出ないか、特に豪雨の被害があった西日本は心配ですね。予想進路上の皆様は不急・不要の外出は避けてぜひお気を付けください。今年は過去に経験をしたことがない災害の当たり年のようで、当分は気が抜けないように思います。

27日に公表された24日現在のシカゴIMMの非商業(投機)ポジションでは、ドルが214億ドルの買持、円は9,221億円の売持(ドルでは83億ドルの買持)、ユーロは37億ユーロの買持(ドルでは43億ドルの売持)に増加。、豪ドルも46億豪ドルの売持(ドルでは33億ドルの買持)に増加、NZドルは24億ドルの買持(ドルでは17億ドルの売持)と変わらず、カナダドルは45億カナダドルの売持(ドルでは34億ドルの買持)に小幅減少しました。 ※ドルのポジションは円、ユーロ、ポンド、スイスフラン、カナダドル、豪ドル、NZドル、メキシコの金額を合計して算出、レートはFRBのメジャーカレンシーインデックスを使用しています。

■シカゴIMM非商業ポジション

項目 Net(ネット) Dif(増減) Long(買) Short(売) Open
(未決済残)
JPY -73,769 -15,119 49,993 123,762 200,427
EUR 29,640 8,233 179,515 149,875 496,665
GBP -46,743 -7,991 32,178 78,921 191,590
CHF -45,808 -3,665 4,764 50,572 91,838
CAD -44,511 2,973 20,084 64,595 151,441
AUD -45,486 -4,961 22,676 68,162 133,557
NZD -24,370 697 14,977 39,347 51,898
MXN 19,584 -9,494 87,495 67,911 177,515
BRL -45,486 -4,961 22,676 68,162 133,557
ZAR 797 859 7,241 5,433 9,149
BTC -1,651 -11 2,326 3,977 4,741

source:CFTC

-----【USD】 1コントラクト=1,000ドル ------------------------------------------------- Dxysource:CFTC

ドル指数は6,347コントラクトのロング増加の25,271コントラクトのロングとなりました。

-----【JPY】 1コントラクト=12,500,000円 ----------------------------------- Jpysource:CFTC

円は15,119コントラクトのショート増加の73,769コントラクトのショートとなりました。

-----【EUR】 1コントラクト=125,000ユーロ ---------------------------------- Eursource:CFTC

ユーロは8,233コントラクトのロング増加の29,640コントラクトのロングとなりました。

-----【GBP】 1コントラクト=62,500ポンド ----------------------------------- Gbpsource:CFTC

ポンドは7,991コントラクトのショート増加の46,743コントラクトのショートとなりました。

-----【AUD】 1コントラクト=100,000豪ドル ---------------------------------- Audsource:CFTC

豪ドルは4,961コントラクトのショート増加の45,486コントラクトのショートとなりました。

-----【NZD】 1コントラクト=100,000NZドル ---------------------------------- Nzdsource:CFTC

NZドルは697コントラクトのショート減少の24,370コントラクトのショートとなりました。

-----【CAD】 1コントラクト=100,000カナダドル ------------------------------ Cadsource:CFTC

カナダドルは2,973コントラクトのショート減少の44,511コントラクトのショートとなりました。

-----【CHF】 1コントラクト=125,000スイスフラン ---------------------------- Chfsource:CFTC

スイスフランは3,665コントラクトのショート増加の45,808コントラクトのショートとなりました。

-----【MXN】 1コントラクト=400,000ペソ ------------------------------------ Mxnsource:CFTC

メキシコペソは9,494コントラクトのロング減少の19,584コントラクトのロングとなりました。

-----【RUB】 1コントラクト=2,500,000ルーブル ------------------------------ Rubsource:CFTC

ロシアルーブルは553コントラクトのロング増加の8,157コントラクトのロングとなりました。

-----【BRL】 1コントラクト=100,000レアル ---------------------------------- Brlsource:CFTC

ブラジルレアルは578コントラクトのショート減少の26,432コントラクトのショートとなりました。

-----【ZAR】 1コントラクト=500,000ランド ---------------------------------- Zarsource:CFTC

南アランドは859コントラクトのロング増加の797コントラクトのロングとなりました。

-----【BTC】 1コントラクト=1ビットコイン ---------------------------------- Btcsource:CFTC

ビットコインは11コントラクトのショート増加の1,651コントラクトのショートとなりました。

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2018年7月27日 (金)

おはようございます。ドラギECB総裁は昨日の記者会見でインフレ見通しに対しての自信を示したものの、利上げ時期については2019年夏以降と自身の手によらない(在任中には行いたくない?)との見通しを再度示しました。これを受けてユーロが下落、主要通貨に対してドルが最も買われました。米とEUの通商協議が終わった(EUから譲歩を引き出したこと)で、次は日本が標的となってきました。日本は農業分野で譲歩を迫られることになります。本日は米4-6月期GDPです。クドローNEC委員長に続き、トランプ米大統領もGDPが良いとの印象を与える発言を行っていますので、市場はこれを織り込んで動いていると思います。ドル円は111円台後半では一旦売りだと考えています。

■三極通貨(ドル、ユーロ、円)
ドル/円が110.94円、ユーロ/円が130.10円、ユーロ/ドルが1.1725ドルでオープン。米とEUとの通商協議はEU側が譲歩することで先鋭化が免れたこともあり、ドルが買い戻される場面がありましたが、次週の日銀金融政策決定会合で金利の変動の拡大容認が検討されるなどとの一部通信社の見通しなどを受けて円が買われ、東京時間午後にはドル/円が110.59円、ユーロ/円が129.75円、ユーロ/ドルが1.1723ドルまで下落しました。ロンドン時間にはドル買いとなり、ドル/円は110円台後半から111円手前まで反発、ユーロは軟調地合いとなりました。ECB理事会では市場予想通り、政策金利を現状維持としました。ドラギECB総裁の記者会見では「基礎的インフレ率は年末に向けて持ち直し、中期的にも段階的に上昇する見込み」と発言したことでユーロが買われる場面がありましたが、利上げは2019年夏以降と再度表明したこともあり、ユーロ/円は129.44円、ユーロ/ドルは1.1639ドルまで下落、ドル/円は111.24円まで上昇しました。クローズはドル/円が111.19円、ユーロ/円が129.46円、ユーロ/ドルが1.1640ドル。

■他通貨
ポンド/円が146.26円、ポンド/ドルが1.3180ドルでオープン。引き続き次週の日銀金融政策決定会合での政策微調整への思惑でポンド/円は軟調推移、ロンドン時間からはドル買いが強まったことで、ポンド/ドルも下落となりました。ECB理事会、ドラギECB総裁の記者会見を受けてユーロ売り、ドル買いとなったこと、バルニエEU主席交渉官が「ブレグジット後の貿易に関する英提案の重要部分を拒否する」と発言したこともあり、ポンド/円は145.72円、ポンド/ドルは1.3102ドルまで下落しました。クローズはポンド/円が145.72円、ポンド/ドルが1.3099ドル。
豪ドル/円が82.68円、豪ドル/米ドルが0.7449ドルでオープン。4-6月期輸入物価指数が前期比+3.2%と市場予想(同+1.9%)を大幅に上回っていたものの反応はなく、日銀の微調整ネタや中国人民元安への警戒から軟調地合いとなり、ロンドン時間以降はドル買い強まり、ドラギECB総裁の記者会見を受けたドル高により、豪ドル/円は81.99円、豪ドル/米ドルは0.7369ドルまで下落しました。クローズは豪ドル/円が82.01円、豪ドル/米ドルが0.7371ドル。

■前日の主な指標結果と発言
・日本 6月企業向ケサービス価格指数 y/y: 1.2% (予想 1.0%)
・豪 4-6月期輸入物価指数 q/q: 3.2% (予想 1.9%)
・ロバートソンNZ財務相:インフレはそのうち2%まで上昇すると予想。NZの賃金インフレは上昇すると予想。信頼感低下にもかかわらず、投資は維持されると予想。RBNZの新たな政策コミットは2019年第2四半期から始まる可能性。
・ドイツ 8月GFK消費者信頼感調査: 10.6 (予想 10.7)
・フランス 7月消費者信頼感指数: 97 (予想 98)
・南ア 6月卸売物価指数(PPI) m/m: 0.9% (予想 0.4%)
・ルメール仏経済・財務相:農業は貿易交渉から除外するべきだ。非関税障壁は交渉できない。
・ECB政策金利: 0.0% (予想 0.0%)
・ドラギECB総裁:大規模な金融緩和は引き続き必要。成長見通しのリスクは概ね均衡している。年内のインフレ率は現在の水準近辺で推移すると見込み。基礎的インフレ率は年末に向けて持ち直し、中期的にも段階的に上昇する見込み。ECBは必要に応じて全ての手段を調整する用意がある。為替水準は政策目標ではない。ECBは再投資の方針は議論しなかった。ECBは現時点でガイダンスの修正は必要ないとの見方。
・米国 新規失業保険申請件数: 21.7万件 (予想 21.5万件)
・米国 6月耐久財受注 m/m: 1.0% (予想 3.0%)
・ムニューシン米財務長官:中国人民元の動きを注視している。長期的なドル高は重要。
・ライトハイザー米通商代表部(USTR)代表:NAFTA合意が最終段階にあると期待している。日米は今後30日間で通商協議を行う見通し。
・トランプ米大統領:27日のGDPで何が起こるかわかっている。
・バルニエ欧州連合(EU)首席交渉官:ブレグジット後の貿易に関する英提案の重要部分を拒否する
・米国 米財務省7年債入札(300億ドル):最高落札利回り2.930%、応札倍率2.49倍
・米国 インテル第2四半期決算:1株利益1.04ドル
・米国 アマゾン・ドット・コム第2四半期決算:1株利益5.07ドル
※m/m = 前月比、q/q = 前期比、y/y = 前年比

■為替

通貨ペア 引値 前日比 前日比(%)
USD/JPY 111.189 0.244 0.22%
EUR/JPY 129.464 -0.640 -0.49%
GBP/JPY 145.719 -0.558 -0.38%
AUD/JPY 82.007 -0.669 -0.81%
NZD/JPY 75.352 -0.434 -0.57%
EUR/USD 1.16395 -0.00860 -0.73%
GBP/USD 1.30990 -0.00807 -0.61%
AUD/USD 0.73713 -0.00775 -1.04%
NZD/USD 0.67740 -0.00560 -0.82%

source: uedaharlowfx

■三極(ドル、ユーロ、円)の1時間足
FXChartsource:uedaharlowfx UH StandardChart
※チャート、文中およびクローズの為替レートは上田ハーローFXでの提示レート(Bid)です。

■株価

Index 引値 前日比
日経225 22586.87 -27.38
FTSE100(英) 7663.17 4.91
DAX(独) 12809.23 229.90
NYダウ(米) 25527.07 112.97
S&P500(米) 2837.44 -8.63
NASDAQ(米) 7852.18 -80.06

■金利

Country 利回り 前日比
米10年債 2.975 0.015
日本10年債 0.085 0.020
英10年債 1.278 0.004
独10年債 0.404 0.007

■コモディティ価格

Commodities 引値 前日比
NY金(期近) 1225.70 -6.10
NY原油(期近) 69.61 0.31

source bloomberg.co.jp (株価、金利、コモディティ価格)

■本日の指標発表予定
FX経済指標08:30 日本 7月東京都区部消費者物価指数(除生鮮食料品) y/y
FX経済指標10:30 豪 4-6月期生産者物価指数(PPI) q/q
FX経済指標14:30 フランス 4-6月期GDP速報値 q/q
FX経済指標15:00 ドイツ 6月輸入物価指数 m/m
FX経済指標15:45 フランス 6月消費支出 m/m
FX経済指標21:30 米国 4-6月期実質GDP速報値 前期比年率
FX経済指標23:00 米国 7月ミシガン大学消費者態度指数確報値
※m/m = 前月比、q/q = 前期比、y/y = 前年比

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